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◇構造11例題◇

材料とその性質及びそれを使用する部位に関する次の組合せのうち、 最も不適当なものはどれか。

1.硬質木片セメント板  
断熱性、防火性あり  外壁

2.石膏ボード      
防火性あり      天井

3.しっくい       
調湿性あり      内壁

4.ガラスブロック    
断熱性、遮音性あり  外壁

5.着色亜鉛鉄板     
耐酸性あり      屋根、外壁
■回答 5 です■

◇構造11解説◇

着色亜鉛鉄板は、屋根 外壁に使用されますが、酸、アルカリには侵食されます。 材料一般についての問題です。現場経験のある方でしたら、経験的に簡単に解 ける問題ですが、材料を見たこたとがない方には、難解だと思います。建材店 などで、確認できたらよいと思います。
◇法規11例題◇

延べ面積100m2の鉄筋コンクリート造の建築物に関する次の記述のうち、建築基準法上、誤っているものはどれか。

1.構造耐力上主要な部分に係る型枠及び支柱の取外しは、国土交通大臣の定める技術的基準による。

2.耐力壁の厚さは、12cm以上とする。

3.コンクリートの4週圧縮強度は、軽量骨材を使用する場合を除き、1mm2につき10N以上とする。

4.鉄筋に対するコンクリートのかぶり厚さは、直接土に接する壁にあっては、4cm以上とする。

5.構造耐力上主要な部分である柱の主筋は、4本以上とし、帯筋と緊結する。
■回答 3 です■

◇法規11解説◇

令第74条第1項第一号により、4週圧縮強度は、軽量骨材を使用する場合を除き1mm2につき12N以上とする
◇計画11例題◇

給水・給湯設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.飲料用水道水から、大腸菌群は検出されてはならない。

2.高置タンク方式による給水方式においては、揚水ポンプが必要である。

3.飲料用水の水槽を建築物内に設置する場合、原則として、周囲及び下部に60cm以上、上部に100cm以上の保守点検スペースを設ける。

4.集合住宅においては、1日の居住者1人当たりの単位給水量を600リットル程度として計画する。

5.給湯循環ポンプは、湯を強制的に循環させるもので、給湯栓を開いた場合に、すぐに湯が出るようにするために設ける。
■回答 4 です■

◇計画11解説◇

集合住宅においては、1日の居住者1人当たりの単位給水量を 200~250リットル程度として計画します。
◇施工10例題◇

鉄骨工事の溶接について、誤っているものは、次のうちどれか。

1.溶接工は、定められた資格を有するものでなければならない。

2.鋼材の開先加工をする前には、ひずみや曲りをきょう正する。

3.溶接棒の保管は、湿気のある場所に保管する。

4.溶接は、できるだけ下向き姿勢で、溶接できるようにする。

5.屋外での溶接は、強風や降雪雨の時には、溶接作業を中止する。
■回答 3 です■

◇施工10解説◇

溶接棒は、湿気を吸収しないように保管する。
◇構造10例題◇

同じ厚みの材料のうち、遮音率の高い材料から低い材料の順に並べた組合せで、正しいものは次のうちどれか。

1.コンクリート/ 発泡スチロール/ 木毛セメント板/ れんが

2.コンクリート/ れんが/ 木毛セメント板/ 発泡スチロール

3.木毛セメント板/ 発泡スチロール/ れんが/ コンクリート

4.コンクリート/ 木毛セメント板/ れんが/ 発泡スチロール

5.発泡スチロール/ 木毛セメント板/ れんが/ コンクリート
■回答 2 です■

◇構造10解説◇

比重が大きい重い材料ほど遮音には、効果があります。言い換えると遮音率が高いということになります。

コンクリート>れんが>木毛セメント板>発泡スチロール
◇法規10例題◇

建築基準法上、補強コンクリートブロック造に関する記述で、正しいものは次のうちどれか。

1.耐力壁の厚さは、15cm以上で、かつ耐力壁の水平力に対する支点間の距離の60分の1以上としなければならない。

2.臥梁の有効幅は、20cm以上で、かつ、耐力壁の水平力に対する支店間の距離の1/20以上としなければならない。

3.各階の耐力壁の中心線により囲まれた部分の水平投影面積は、70m2以下としなければならない。

4.耐力壁、門又はへいの縦筋は、コンクリートブロックの空洞部内で継がなければならない。

5.へいの高さは、4m以下としなければならない。
■回答 2 です■

◇法規10解説◇

令第62条の5第2項により、臥梁の有効幅は、20cm以上で、かつ、耐力壁の水平力に対する支店間の距離の1/20以上としなければならない。
◇計画10例題◇

冷暖房設備に関する記述で、誤っているものは、次のうちどれか。

1.ファンコイルユニットは、温水、冷水を用いて空気を加熱又は冷却する機
器で、小型の送風機を内蔵している。

2.クーリングタワーは、冷凍機の冷却水の放熱の為に用いられる機器である。

3.コンプレッサー冷凍機の冷媒ガスにはフレオンガスが、多く用いられる。

4.ヒートポンプ式の空調機器は、冷房暖房兼用には使用できない。

5.コンベクターには、結露水のためのドレン配管をしなくともよい。
■回答 4 です■

◇計画10解説◇

ヒートポンプ式の空調機器は、夏は、冷凍機にて冷房し、冬は、冷凍機の排熱を利用して暖房することができ、冷暖房兼用機として多く用いられています。
◇計画09例題◇

音に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.吸音力とは、材料の吸音率にその面積を乗じたものをいう。

2.重い壁体ほど、一般に、遮音性が優れている。

3.気密性の高い窓は、外部騒音を防ぐのに有効である。

4.室内騒音の許容値は、住宅よりも屋内スポーツ施設のほうが低い。

5.残響時間は、室容積に比例する。
■回答 4 です■

◇計画09解説◇

騒音が、あまり気にならず会話するのに支障が無い程度の 騒音レベルは、35~40dB(A)です。これは、ホテルの客室、映画館、美術館などの室内騒音の許容値でもあります。住宅の室内についても同じく35~40dB(A)が許容値です。

これに対し、室内スポーツ施設の騒音の許容値は、45~55dB(A)で、かなり騒音を感じるレベルです。
◇法規09例題◇

延べ面積100m2の木造建築物の構造耐力上主要な部分に関する次の記述のうち、建築基準法上、誤っているものはどれか。

1.柱の有効細長比は、150以下としなければならない。

2.張り間方向及びけた行方向に配置する壁を設け又は筋交いを入れた軸組みの長さの合計は、原則として、それぞれの方向につき、床面積及び見付面積をもとに求めた所定の数値以上としなければならない。

3.引張り力を負担する筋交いに鉄筋を使用する場合、その鉄筋は径9mm以上としなければならない。

4.梁の中央部附近の下側には、耐力上支障のある欠込みをしてはならない。

5.屋根を亜鉛鉄板で葺いた2階建て集会場の場合、2階の柱の小径は、横架材の垂直距離の1/33以上としなければならない。
■回答 5 です■

◇法規09解説◇

柱の小径については、令第43条に規定されています。令第43条第1項の表から、(2)、最上階又は階数が1の建築物の柱に該当し、1/30以上としなければならない。
◇構造09例題◇

塗壁材料とかたまり方の組合せで誤っているのは、次のうちどれか。

1.しっくい--------------------------水硬性

2.せっこうプラスター----------------水硬性

3.ドロマイトプラスター--------------気硬性

4.土壁------------------------------気硬性

5.モルタル--------------------------水硬性 
■回答 1 です■

◇構造09解説◇

しっくいは、消石灰と水を練り合わせ、つなぎ材として麻などを使います。また、のり材として、つのまた等を混入した左官材料です。空気中の炭酸ガス
と化学反応を起こして硬くなります。硬貨は遅く収縮による亀裂が生じやすい。

一般には白色ですが、顔料で着色したものもあります。

左官材料のかたまり方の代表として、しっくいは気硬性、モルタルは水硬性と覚えておくとよいでしょう。
◇施工09例題◇

鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.溶接作業の姿勢は、部材の位置を調整して、できるだけ下向きで行った。

2.ベースプレート下面のモルタルは、あと詰め中心塗り工法とし、流動性のよい無収縮性のモルタルを充てんした。

3.一般的な高力ボルト継手における仮ボルトの締付け本数は、接合部の一群のボルト数の1/3以上、かつ、2本以上とした。

4.高力ボルト接合において、接合部の摩擦面に一様に赤く見える程度の錆が発生していたが、そのまま接合した。

5.本締めにはトルシア型高力ボルトを使用したので、マーキングのずれによるとも回りの有無の確認は行わなかった。 
■回答 5 です■

◇施工09解説◇

建築工事共通仕様書により、本締め完了後には、マーキングのずれ、ピンテール破断等による全数本締め完了、とも回り及び軸回りの有無、ナット回転量を確認する必要があります。
◇計画01例題◇

建築史に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.フランク・ロイド・ライトが設計した落水荘(アメリカ)は、2層の床スラブが滝のある渓流の上に張り出し、周囲の自然の眺めを味わえるように意図された住宅である。

2.サン・ピエトロ大聖堂(ヴァチカン)は、バロック建築である。

3.江戸時代の京都や大阪などでみられた町屋という住宅形式は、奥行きの
長い敷地に入口から奥に通じる通り庭をもっている。

4.ミラノ大聖堂(ミラノ)はロマネスク建築である。

5.ル・コルビュジエが設計したサヴォア邸(フランス)は、ピロティ、屋上庭園、水平連続窓などを巧みに生かした住宅である。
■回答 4 です■

◇計画01解説◇

ミラノ大聖堂(ミラノ、1386~1577年、正面は1813年)は、イタリア・ゴシック建築様式の代表作です。
◇法規01例題◇

用語に関する次の記述のうち、建築基準法上、誤っているものはどれか。

1.有料老人ホームは、「特殊建築物」ではない。

2.大規模の模様替は、「建築」に含まれない。

3.住宅に附属する門及び塀は、「建築物」である。

4.風圧又は地震その他の震動若しくは衝撃を支える火打材は、「構造耐力上主要な部分」である。

5.「準遮炎性能」とは、建築物の周囲において発生する通常の火災時における火災を有効に遮るために防火設備に必要とされる性能をいう
■回答 1 です■

◇法規01解説◇

令第19条第1項により、有料老人ホームは児童福祉施設等であり、児童福祉施設等は令第115条の3第一号により、法別表第1(い)欄の(2)項の用途に類するものである。法別表第1(い)は、耐火建築物又は準耐火建築物としなければならない特殊建築物なので、有料老人ホームは特殊建築物である。
◇構造01例題◇

荷重及び外力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.積載荷重は、一般に、室の種類と構造計算の対象に応じて、異なった値を用いる。

2.3階建の建築物の2階部分の設計用地震力は、2階の地震層せん断力係数に2階より下部の重量を乗じて計算する。

3.応力算定においては、一般に、地震力と風圧力とは同時に作用しないものとして計算する。

4.地震力の算定において、振動特性係数Rtは、建築物の設計用一次固有周期及び地盤の種別に応じて算出する。

5.地震力の算定において、地震地域係数Zは、各地域ごとに予想される地震動の強さに基づいて定められている。
■回答 2 です■


◇構造01解説◇

3階建の建築物の2階部分の設計用地震力は、2階の地震層せん断力係数に2階が支える部分(2階以上の部分)の重量を乗じて計算する。

建築基準法施行令第88条第1項
◇施工01例題◇

施工計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.施工計画書に実行予算に関する計画を記載した。

2.施工計画書に品質計画を含めて記載した。

3.工程表を作成するに当たり、その土地の気候、風土、習慣等について考慮した。

4.仮設計画に当たり、工事現場及び周辺の状況の調査を行った。

5.施工計画に当たり、各工事ごとの毎日の作業量をなるべく均一になるようにした。
■回答 1 です■

◇施工01解説◇

施工計画書は、請負者が当該工事で実際に施工することを具体的な文書にし、そのとおりに施工することを約束したものである。記載する内容は、仮設計画、安全・環境対策、工程計画、品質計画、養生計画等であり(建築工事監理指針)、実行予算に関する計画は記載しない。
◇計画02例題◇

室内空気に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.便所や湯沸室では、室内圧を周囲より低く保つように排気機を用いた換気とする。

2.ホルムアルデヒドなどによる室内空気汚染を防ぐためには、室の気密性を高くし、換気回数を減らす必要がある。

3.室内の温度が同じであれば、相対湿度が高くなると絶対湿度も高くなる。

4.空調設備を用いる室内の相対湿度は、一般に、40~70%の範囲が目安とされている。

5.不完全燃焼や喫煙などにより発生する一酸化炭素(CO)は、有毒ガスである。
■回答 2 です■

◇計画02解説◇

室内の空気汚染を防ぐには、換気が有効です。室の気密性を高くした場合は自然換気量が減少するので、換気回数を増やさなければいけません。

1.便所や湯沸室は、臭気や水蒸気等が他の室に流出しないよう、負圧になる第三種換気(自然給気+機械排気)の換気を行います。

3.絶対湿度は湿り空気中に含まれる水蒸気の重量を、乾いた空気の重量で割った値です。また、相対湿度は、湿り空気の水蒸気分圧と、その温度における飽和水蒸気圧との百分比です。同じ温度で相対湿度が高くなると、空気中に含まれる水蒸気が多くなるということなので、絶対湿度も高くなる。

4.建築基準法施行令第129条の2の6第3項にも、建築物に設ける中央管理方式の空気調和設備の相対湿度の基準として、おおむね40%以上70%以下と規定されています。

5.設問の通り、不完全燃焼や喫煙などにより発生する一酸化炭素(CO)は、有毒ガスです。
◇法規02例題◇

次の行為のうち、建築基準法上、全国どの場所においても、確認済証の交付を受ける必要があるものはどれか。

1.鉄筋コンクリート造平家建、延べ面積200m2の一戸建住宅の大規模の修繕

2.鉄骨造、高さ4mの記念塔の築造

3.木造2階建、延べ面積120m2、高さ8mの一戸建住宅から博物館への用途変更

4.鉄筋コンクリート造平家建、延べ面積100m2の事務所から児童福祉施設への用途変更

5.鉄骨造平家建、延べ面積90m2の遊技場の新築
■回答 3 です■

◇法規02解説◇

法第87条により、建築物の用途を変更して法第6条第1項第一号の特殊建築物とする場合は、確認申請が必要である。木造2階建、延べ面積120m2、高さ8mの一戸建住宅から博物館への用途変更は、法第6条第1項第一号に該当し、確認済証の交付を受ける必要がある。また、令第115条の3第1項二号により、博物館は別表第一の(3)に類する。

1.建築基準法6条1項三号により、木造以外の建築物で2以上の階数を有し、又は延べ面積が200m2を超えるものの大規模の修繕は、 確認申請が必要であるが、設問は延べ面積200m2なのでこれに該当せず、確認済証の交付を受ける必要がない。

2.法第88条、令第138条第1項第三号により、高さが4mを超える記念塔は、法第6条を準用することになるが、設問は高さ4mなので、確認済証の交付
を受ける必要がない。

4.法第87条により、建築物の用途を変更して法第6条第1項第一号の特殊建築物とする場合は、確認申請が必要であるが、設問は延べ面積100m2なので法第6条第1項第一号に該当せず、確認済証の交付を受ける必要がない。

5.鉄骨造平家建、延べ面積90m2の遊技場の新築は、100m2を超えないので、法第6条第1項第一号には該当しないが、法第6条第1項第四号により、都市計画区域内などでは、確認済証の交付を受ける必要がない場合がある。
◇構造02例題◇

木質構造の耐力壁に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.木材の筋かい(断面3cm×9cm)を入れた軸組の倍率は、土塗壁を設けた軸組の倍率に比べて大きい。

2.地震力に対して必要な単位床面積当たりの耐力壁の有効長さは、一般に、屋根葺材に重いものを用いる場合に比べて、軽いものを用いる場合の方が長くなる。

3.同じ構面内の筋かいは、異なる方向の水平力に対し、抵抗できるように筋かいの傾きの方向を考慮して配置する。

4.構造用合板による真壁造の面材耐力壁の倍率は、貫タイプに比べて、受材タイプのほうが大きくなる。

5.面材耐力壁には、その材料に応じて釘打ちの方法と倍率が定められている
■回答 2 です■

◇構造02解説◇

地震力に対して必要な単位面積当たりの耐力壁の有効長さは、屋根葺き材の種類によって異なり、重い屋根材ほど耐力壁は長くなる。

1.筋かい(3cm×9cm)をいれた軸組の倍率は1.5、土塗壁を設けた場合の軸組の倍率は0.5である。

3.設問の通り、同じ構面内の筋かいは、異なる方向の水平力に対し、抵抗できるように筋かいの傾きの方向を考慮して釣合い良く配置する。

4.構造用合板による真壁造の面材耐力壁の倍率は、貫タイプに比べて、受材タイプのほうが大きくなる。昭和56年1100号第1第3号・第4号

5.ボード類を釘で打ち付けた大壁造の耐力壁の倍率は、そのボード類の材料及び釘の種類・間隔によって決められている。昭和56年1100号別表第1・第2〔告示(建築基準法関係)〕
◇施工02例題◇

次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.地盤の調査に用いるサウンディングは、地下水位を調査するものである。

2.建築士が通常行う工事監理業務として、工事完了検査を行い、契約条件が遂行されたことを確認した。

3.石綿建材除去事業に伴って生じた飛散するおそれのある石綿は、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に基づく特別管理産業廃棄物に該当する。

4.道路占用許可申請は、道路管理者に提出する。

5.安全管理者選任報告は、労働基準監督署長に提出する。
■回答 1 です■

◇施工02解説◇

サウンディングは、ロッドに付けた抵抗体を地中に挿入し、貫入、回転、引抜き等の抵抗から地層の性状を探査する試験であり、地下水位の調査を目的としたものではない。

2.工事完了検査を行い、契約条件が遂行されたことを確認することは、建築
士が通常行う工事監理業務である。

3.特別管理産業廃棄物は、産業廃棄物のうち爆発性、毒性、感染性があり、人の健康・生活環境に関わる被害を生じるおそれがある性状を有するものである。石綿建材除去事業に伴って生じた飛散するおそれのある石綿は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律第2条の4第5項特定有害産業廃棄物のホに規定されている。

4.道路占用許可申請は、道路管理者に提出する。道路法32条

5.安全管理者選任報告は、労働基準監督署長に提出する。労働安全衛生規則第4条
◇計画03例題◇

建築環境工学に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.光束の単位は、lm である。

2.音源からの直接音と反射音との時間差によって、一つの音が二つ以上の音に聞こえる現象を反響という。

3.壁面とこれに接している空気との間で、主に放射及び対流によって行われる伝達を熱伝達という。

4.輝度の単位は、lx である。

5.日照率とは、可照時間に対する日照時間の割合である
■回答 4 です■

◇計画03解説◇

輝度の単位はcd/平方メートル(カンデラ)です。lx(ルクス)は照度の単位です。

1.設問の通り、光束の単位は、lmです。

2.直接音と反射音が1/20秒以上ずれて耳に届くと2つの音として聞こえます。これを反響といいます。

3.設問の通り、壁面とこれに接している空気との間で、主に放射及び対流によって行われる伝達を熱伝達といいます。

5.日出から日没までの時間が「可照時間」、実際に日が当たった時間が「日照時間」で、可照時間に対する日照時間の割合を日照率といいます。
◇法規03例題◇

面積、高さに関する次の記述のうち、建築基準法上、誤っているものはどれか。

1.建築物の塔屋の一部をレストランにするときは、そのレストランの部分は、建築物の高さに算入される。

2.建築物の高さを算定するとき、階段室、昇降機塔、装飾塔、物見塔、屋窓その他これらに類する建築物の屋上部分の水平投影面積の合計が当該建築物の建築面積の1/8以内の場合において、建築基準法第21条第1項の規定については、高さ12mまでは算入しない。

3.容積率の算定に用いる延べ面積には、地階の機械室の床面積は、算入されない。

4.建築物の軒の高さは、原則として、地盤面から建築物の小屋組又はこれに代わる横架材を指示する壁、敷げた又は柱の上端までの高さによる。

5.建築物の地階の倉庫、機械室その他これらに類する建築物の部分で、水平投影面積の合計が建築面積の1/8以下のものは、階数に算入しない。
■回答 3 です■

◇法規03解説◇

容積率の算定に用いる延べ面積には、令第2条第1項第四号「延べ面積」に規定されていますが、地階の機械室の床面積を算入しないという定めはありません。

1.令第2条第21項第六号ロにより、建築物の塔屋の一部をレストランにするときは、そのレストランの部分は、建築物の高さに算入される。

2.令第2条第1項第六号ロより、高さ12mまでは算入しない。

4.令第2条第1項第七号により、建築物の軒の高さは、原則として、地盤面から建築物の小屋組又はこれに代わる横架材を指示する壁、敷げた又は柱の上端までの高さによる。

5.令第2条第1項第八号により、建築物の地階の倉庫、機械室その他これらに類する建築物の部分で、水平投影面積の合計が建築面積の1/8以下のものは、階数に算入しない。
◇構造03例題◇

木造建築物に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.広小舞とは、たる木の先端に取り付けられ、たる木の振れ止めや、他の裏板の納まりをよくすることを目的とする。

2.胴縁とは、天井材の板張りの取付け下地として設ける部材である。

3.はりの端部は、抜け落ちないように羽子板ボルトなどで緊結する。

4.建築物の幅が高さに比べて狭い場合、特に隅柱と土台を十分に緊結する。

5.木造建築物の用語として、散りじゃくりと真壁は関係がある。
■回答 2 です■


◇構造03解説◇

胴縁は、壁面材を取付けるために柱や間柱間に差し渡す水平材である。

1.広小舞は垂木の先端に取り付けられ、垂木の振れ止めや、他の裏板の納まりをよくする。

3.はりは、ほぞ等の継手により接合するので外力が加わると抜け落ちる場合があるため、羽子板ボルトなどで緊結する。(令第47条)

4.木造建築物の幅が高さに比べて狭い場合、引抜力が生じることがあり、隅柱と土台を十分に緊結する。

5.散りじゃくりとは、柱と壁に隙間を生じさせないよう、柱面に切り込んだ凹んだ溝である。
◇施工03例題◇

工事現場における材料管理・安全確保に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.移動はしごは、幅30cmの丈夫な構造とし、すべり止め装置を取り付けた。

2.巻いた壁紙は、くせが付かないように立てて保管した。

3.打放し仕上げに用いるコンクリート型枠用合板は、直射日光に当て、十分に乾燥させてから保管した。

4.高さが1.5mを超える箇所における作業については、安全に昇降するための設備を設けた。

5.高さが2mの作業場所からの不要資材の投下については、投下設備を設けないで行った。
■回答 3 です■

◇施工03解説◇

コンクリート型枠用合板は、直射日光に当たると、セメントの硬化を妨げる成分が増大し、コンクリート表面の硬化不良の原因となる。また、乾燥により反り等の変形が生じるため、直射日光を受けないように、シート等で覆い保管する。
◇計画04例題◇

換気に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.居室の必要換気量は、一般に、1人当たり30m3/h程度とされている。

2.換気回数とは、室の1時間当たりの換気量を室容積で除した値である。

3.開放型燃焼器具が正常に燃焼するための必要換気量は、理論廃ガス量を基準として算出する。

4.台所用の換気扇には、燃焼廃ガスの他に炊事に伴う煙、水蒸気、臭気などを排出するための排気能力が必要である。

5.汚染物質が発生する室においては、第2種換気設備が適している。
■回答 5 です■

◇計画04解説◇

換気設備には、機械給気+機械排気による「第1種換気設備」、機械給気+自然排気による「第2種換気設備」、自然給気+機械排気による「第3種換気設備」があります。第3種換気設備は、空気が他の室に流出しないよう負圧に保つため、汚染物質が発生する室に適しています。

1.設問の通り、成人1人当りの呼吸等による二酸化炭素発生量から、必要換気量は、30m3/h程度とされています。

2.設問の通り、換気回数は、次式により求めます。換気回数(回)=換気量(m3/h)/室容積(m3)

3.開放型燃焼器具が不完全燃焼しないためには、換気が必要になります。
この必要換気量の算出に、燃料の単位燃焼量当たりの理論廃ガス量(m3)を用います。

4.設問の通り、台所用の換気扇には、燃焼廃ガスの他に炊事に伴う煙、水蒸気、臭気などを排出するための排気能力が必要です。
◇法規04例題◇

建築物の換気又は換気設備に関する次の記述のうち、建築基準法上、誤っているものはどれか。

1.機械換気設備は、換気上有効な給気機及び排気機、換気上有効な給気機及び排気口又は換気上有効な給気口及び排気機を有する構造としなければならない。

2.病院の居室には、必ず換気設備を設けなければならならない。

3.演芸場の居室には、必ず換気設備を設けなければならならない。

4.自然換気設備の排気筒には、その頂部及び排気口を除き、開口部を設けてはならない。

5.水洗便所には、換気のための開口部又はこれに代わる換気設備を設けなければならない。
■回答 2 です■

◇法規04解説◇

建基法28条第3項により、病院の居室には、必ずしも換気設備を設けなくてもよい。

1.令第129条の2の6第2項第一号により、機械換気設備は、換気上有効な給気機及び排気機、換気上有効な給気機及び排気口又は換気上有効な給気口及び排気機を有する構造としなければならない。

3.建基法28条第3項により、別表第1(い)欄(1)項に掲げる用途に供する特殊建築物の居室には、換気設備が義務付けられている。

4.令第129条の2の6第1項第五号により、自然換気設備の排気筒には、その頂部及び排気口を除き、開口部を設けてはならない。

5.令第28条により、水洗便所には、換気のための開口部又はこれに代わる換気設備を設けなければならない。
◇構造04例題◇

木質構造の釘接合部及びボルト接合部に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.ボルト接合部においては、ボルト孔の径をボルトの径より大きくすると、初期すべりを生じる。

2.釘接合部のせん断耐力は、一般に、側材として木材を用いる場合より、鋼鈑を用いる場合のほうが大きい。

3.ボルト接合部においては、木材に割れの生じないように、端あき及び縁あきを適切にとる。

4.1か所の接合部にボルトと釘を併用する場合、一般に、ボルトの許容耐力
と釘の許容耐力との和を接合部の許容耐力とすることができる。

5.引張材の端部接合部において、釘を力の加わる方向に1列に10本並べて打つ場合、接合部の釘1本当たりの許容せん断耐力を低減する。
■回答 4 です■

◇構造04解説◇

一般に、接合部にボルトと釘を併用する場合、両者の耐力の和を接合部の耐力とすることはできない。

1.設問のとおり、ボルト接合部においては、ボルト孔の径をボルトの径より
大きくすると、初期すべりを生じる。

2.設問のとおり、釘接合部のせん断耐力は、一般に、側材として木材を用いる場合より、鋼鈑を用いる場合のほうが大きい。

3.釘接合部及びボルト接合部においては、割れの生じないように、端あき及び縁あきを適切にとる。

5.引張材の端部接合部において、釘を力の加わる方向に1列に10本以上並べて打つ場合は10%の低減、20本以上では20%の釘1本当たりの許容せん断耐力を低減する。
◇施工04例題◇

仮設工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.足場における高さが2.5mの場所に設けた作業床において、墜落の危険がある箇所には、高さ85cmの手すりを設けた。

2.高さが8m以上の登り桟橋において、踊り場を高さ6mごとに設けた。

3.単管足場の壁つなぎの間隔を、垂直方向、水平方向とも5.5mとした。

4.敷地境界線から4mの距離にある外壁の修繕において、工事箇所の周囲を帆布で覆った。

5.架設通路を設けるに当たって、勾配が30度を超える場合は階段とした。
■回答 3 です■

◇施工04解説◇

単管足場の壁つなぎ又は控えの間隔は、垂直方向5m以下、水平方向5.5m以下とする。わく組み足場(高さが5m未満のものを除く)の壁のつなぎ又は控えの間隔は、垂直方向9m以下、水平方向8m以下とする。

1.足場(一側足場を除く)における高さ2m以上の作業場所には、作業床を
設け、墜落の危険のおそれがある箇所には、高さ85cm以上の丈夫な手すり等を設ける。(平成21年改正)

2.高さが8m以上の登り桟橋は7m以内ごとに踊り場を設ける。また、幅750~900mm、勾配は30°以下とし、15°を超えるものは踏さんその他滑り止めをもうける。

4.建築のための工事をする部分が工事現場の境界線から水平距離が5m以内で、かつ、地盤面から高さが7m以上あるとき、その他はつり、除却、外壁の修繕等に伴う落下物によって工事現場の周辺に危害を生ずるおそれがあるときは、工事現場の周囲その他危害防止上必要な部分を鉄網又は帆布でおおう等落下物による危害を防止するための措置を講じなければならない。
建築基準法施行令第136条の5第2項

5.架設通路の勾配は30度以下とする。
◇計画05例題◇

伝熱に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.アルミはくは、放射率が小さいので、壁体の表面に張ることにより放射による伝熱量を少なくすることができる。

2.グラスウールは、水分を含むと、その熱伝導率は大きくなる。

3.断面が複数の平行な層からなる壁体の中空層以外の各層の熱伝導抵抗の値は、材料の熱伝導率をその材料の厚さで除して求める。

4.熱貫流率は、熱貫流抵抗の逆数である。

5.壁体の表面の熱伝達抵抗は、壁体の表面に当たる風速が大きくなるほど小さくなる。
■回答 3 です■

◇計画05解説◇

各層の熱伝導抵抗の値は、その材料の厚さをその材料の熱伝導率で除してもとめます。

1.一般に放射による熱移動を防ぐためにアルミはくを、壁体内の中空層に貼り、夏の日射などで壁体の室内側表面がほてるのを防止することができます。

2.設問の通り、グラスウールは水分を含むと、その熱伝導率は大きくなり、
断熱効果が低下します。

4.熱貫流率は、単位面積あたりの伝熱の割合で、熱貫流抵抗の逆数です。

5.熱伝達抵抗は、空気から壁、また、壁から空気へ熱が伝わるときの抵抗を
示す値です。壁体の表面に当たる風速が大きくなるほど、熱が伝わりやすくなります。つまり、熱伝達抵抗は小さくなります。
◇法規05例題◇

天井の高さに関する次の記述のうち、建築基準法上、適合しないものはどれか。

1.幼稚園において、床面積が55m2の教室の天井の高さを2.5mとした。

2.小学校において、床面積が45m2の教室の天井の高さを2.8mとした。

3.病院において、床面積が20m2の病室の天井の高さを2.0mとした。

4.住宅において、床面積が12m2の納戸(収納室)の天井の高さを1.9mとした。

5.住宅において、床面積が36m2の居室の天井の高さを2.3mとした。
■回答 3 です■


◇法規05解説◇

居室の天井の高さについては、令第21条に規定されています。同条1項に、居室の天井の高さは、2.1m以上でなければならない、とあり、3.が誤り。

病院の病室は居室です。納戸は居室に該当しませんから天井の高さ1.9mでもよいのです。居室は基準法第2条1項四号に定められています。
◇構造05例題◇

鉄筋コンクリート構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.鉄筋コンクリート材の曲げモーメントに対する断面算定においては、一般
に、コンクリートの引張応力は無視する。

2.床スラブには、風圧力や地震力などの水平力を柱や耐震壁に伝達する働きもある。

3.耐震壁が平面上で縦・横両方向につり合いよく配置されていない建築物は、地震時にねじれ振動を起こしやすくなる。

4.柱は、一般に、負担している軸方向圧縮力が大きくなると、変形能力が低下し、粘りのない脆性的な破壊が生じやすくなる。

5.柱の出隅部分に使用する鉄筋は、異形鉄筋を使用した場合、鉄筋の端部にフックを設けなくてもよい。
■回答 5 です■


◇構造05解説◇

柱およびはり(基礎ばりは除く)の出隅部分の鉄筋には、異形鉄筋であっても
端部にフックを設けなければならない。 鉄筋コンクリート構造計算基準

1.設問のとおり、鉄筋コンクリート材の曲げモーメントに対する断面算定に
おいては、一般に、コンクリートの引張応力は無視する。

2.鉄筋コンクリート構造の床スラブは、床荷重を梁に伝達するとともに、風
圧力や地震力などの水平荷重をラーメンや耐震壁に伝達する働きがある。

3.設問のとおり、鉄筋コンクリート構造の耐震壁が平面上で縦・横両方向につり合いよく配置されていない建築物は、地震時にねじれ振動を起こしや
すくなる。

4.設問のとおり、鉄筋コンクリート構造の柱は、一般に、負担している軸方
向圧縮力が大きくなると、変形能力が低下し、粘りのない脆性的な破壊が
生じやすくなる。
◇施工05例題◇

土工事及び基礎工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.砂利地業を行うに当たって、床付け面となる深さより地下水位が高かった
ので、排水して地下水位を下げた。

2.工事現場が住宅地で地下水位が高いので、山留め工事として、ソイルセメント柱列山留め壁工法を採用した。

3.地盤を強化するために、均しコンクリート地業を行った。

4.敷地に余裕があったので、山留め壁や支保工を用いずに、法付けオープンカット工法を採用した。

5.割栗地業とは、根切り底に割栗石を小端立てに並べて、砂利を充てんして突き固める地業である。
■回答 3 です■

◇施工05解説◇

均しコンクリート地業(捨てコンクリート地業)は、地盤を強化する目的では
なく、基礎や基礎梁などの墨出しや型枠の建て込みの基盤として、底面を平らにする地業です。

1.砂利地業を行うに当たって、床付け面となる深さより地下水位が高ときは
揚水(排水)等を行い、地下水位を下げる。

2.ソイルセメント柱列山留め壁工法は、止水効果がある。

4.法付けオープンカット工法は、掘削面を傾斜させただけの山留め工法で、
敷地に余裕がある場合等に用いる。

5.設問の通り、割栗地業とは、根切り底に割栗石を小端立てに並べて、砂利を充てんして突き固める地業である。
◇計画06例題◇

日射に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.大気層の清澄の程度を表す大気透過率は、その値が大きいほど大気は清澄である。

2.直達日射量とは、大気層を透過して直接地上に達する日射量である。

3.天空日射量とは、各種の日射を受けた地表の地物が天空に対して反射する日射量である。

4.夏の日射の遮へいには、熱線吸収ガラスよりも、窓の外部に設けるブライ
ンドのほうが効果がある。

5.北向きの鉛直壁面には、約6ヶ月間、日が当たらない。
■回答 3 です■

◇計画06解説◇

日射には「直達日射」と「天空日射」の2種類があります。「直達日射」とは太陽から放射された光線が大気層を通り抜けて直接地上に達することをいい、「天空日射」とは、大気中の日光の散乱により間接的に地上に到達することです。それぞれの日射量を「直達日射量」「天空日射量」と
いいます。

1.大気層の清澄の程度を表す大気透過率は、その値が大きいほど大気は清澄です。

2.直達日射量とは、大気層を透過して直接地上に達する日射量です。

4.夏の日射の遮へいには、熱線吸収ガラスよりも、窓の外部に設けるブライ
ンドのほうが効果があります。

5.北向きの鉛直壁面には、約6ヶ月間、日が当たらない。
◇法規06例題◇

階段の設計を次のようにした場合、建築基準法に適合しないものはどれか。

1.エレベーターの機械室のみに通ずる階段のけあげの寸法を23cmとした。

2.共同住宅における共用の階段のけあげの寸法を23cmとした。

3.公会堂における客用の階段の幅を180cmとした。 

4.病院における患者用の階段の踏面の寸法を24cmとした。

5.小学校における高さ3.2mの直階段の踊り場の踏幅を120cmとした。
■回答 2 です■

◇法規06解説◇

階段及びその踊り場の幅並びに階段のけあげ及び踏面の寸法は、令第23条に定められていますが、共同住宅における共用の階段のけあげの寸法は、第1項表(3)、(4)により、直上階の居室の床面積の合計が200m2を超えるもの等
は20cm以下にしなければならず、けあげ寸法23cmでは不適当です。

・エレベーターの機械室のみに通ずる階段のけあげの寸法を、23cmとした。令第129条の9第五号

・公会堂における客用の階段の幅を、180cmとした。令第23条 

・病院における患者用の階段の踏面の寸法を、24cmとした。令第23条

・小学校における高さ3.2mの直階段の踊り場の踏幅を、120cmとした。
令第24条
◇構造06例題◇

鋼材に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.鋼材の線膨張係数は、常温において、普通コンクリートの線膨張係数と
ほぼ等しい。 

2.鋼材のヤング係数は、強度が大きくなると増大する。
 
3.鋼材を焼入れすると、強さ・硬さ・耐摩耗性は大きくなるが、もろくなる。

4.鋼材の比重は、普通コンクリートの比重の3倍より大きい。

5.鋼材は、異種金属と接触すると、電食をおこすことがある。
■回答 2 です■

◇構造06解説◇

ヤング係数(E)は、

E=垂直応力度/ひずみ度(N/mm2)
で表されますが、鋼材のヤング係数は、強度に関係なく殆ど一定の値であり、2.06x100000(N/mm2)となります。

他の選択肢は適当な記述です。

・鋼材の線膨張係数は、常温において、普通コンクリートの線膨張係数とほぼ等しい。 

・鋼材を焼入れすると、強さ・硬さ・耐摩耗性は大きくなるが、もろくなる。

・鋼材の比重は、普通コンクリートの比重の3倍より大きい。

・鋼材は、異種金属と接触すると、電食をおこすことがある。
◇施工06例題◇

地盤調査及び地耐力等に関する記述で、誤っているものは、 次のうちどれか。

1.標準貫入試験は、一般にN値として表され、土の硬軟の程度を推定することができる。

2.非常に柔らかい粘土のN値は、2未満である。

3.普通のローム層の長期許容応力度100kN/m2とすることができる。

4.地盤調査で行う載苛試験の載苛板の標準寸法は、通常30cmx30cmである。

5.地盤調査で行うボーリングにはウォッシュ式、パーカッション式、オーガー式などがある。
■回答 3 です■


◇施工06解説◇

普通のローム層の長期許容応力度は、50kN/m2とすることができます。
このことは、基準法令第93条に規定されています。堅いローム層の長期許容
応力度は、100kN/m2とすることができます。

・標準貫入試験は、一般にN値として表され、土の硬軟の程度を推定することができる。

・非常に柔らかい粘土のN値は、2未満である。一般的にN値8~15は堅く15~30は非常に堅いと表現されています。

・地盤調査で行う載苛試験の載苛板の標準寸法は、通常30cmx30cmである。

・地盤調査で行うボーリングにはウォッシュ式、パーカッション式、オーガー式などがある。
◇計画07例題◇

日照・日射・採光に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.南向きの鉛直面が受ける一日当たりの直達日射量は、夏期よりも冬期のほうが多い。  

2.大気透過率は、一般に、夏期よりも冬期のほうが大きい。

3.直達日射を受けないガラス窓においては、日射による熱取得はない。

4.室内におけるある点の昼光率は、その点の昼光による照度と、そのときの屋外の明るさ(全天空照度)との比である。 

5.夏の冷房負荷を減らすためには、東西面採光ではなく南面採光にするほうが効果的である。
■回答 3 です■

◇計画07解説◇

日射には、直達日射と天空日射があります。直達日射を受けないガラス窓であっても天空日射による熱取得はあります。

1.南向きの鉛直面が受ける一日当たりの直達日射量は、夏期よりも冬期の
ほうが多い。  

2.大気透過率は、一般に、夏期よりも冬期のほうが大きい。

4.室内におけるある点の昼光率は、その点の昼光による照度と、そのときの屋外の明るさ(全天空照度)との比である。 

5.夏の冷房負荷を減らすためには、東西面採光ではなく南面採光にするほうが効果的である。これは、夏の直達日射の受熱量は、南面よりも東西面のほうが多いからです。
◇法規07例題◇

次の記述のうち、建築基準法上、誤っているものはどれか。

1.指定確認検査機関は、中間検査の引受けを行ったときは、その旨を証する書面を建築主に交付するとともに、その旨を特定行政庁に通知しなければならない。

2.特定行政庁が指定する建築物の所有者は、当該建築物の敷地、構造及び建築設備について、定期に、一級建築士に調査させて、その結果を特定行政庁に報告しなければならない。

3.特定行政庁は、建築基準法令の規定に違反した建築物については、当該建築物の建築主に対して、当該工事の施工の停止を命ずることができる。

4.建築基準法第6条第1項第一号の建築物の新築において、特定行政庁が仮使用の承認をしたときは、建築主は、完了検査の検査済証の交付を受ける前においても、仮に、当該建築物を使用することができる。

5.建築主事等は、建築主事が完了検査の申請を受理した日から7日以内に、当該工事に係る建築物及びその敷地が建築基準関係規定に適合しているかどうかを検査しなければならない。
■回答 2 です■

◇法規07解説◇

法第12条1項により、特定行政庁が指定する建築物の所有者又は管理者は、当該建築物の敷地、構造及び建築設備について、定期に、一級建築士若しくは二級建築士又は国土交通大臣が定める資格を有する者に調査させて、その結果を特定行政庁に報告しなければならない。一級建築士に限定されていない。

1.建基法第7条の4第2項によると、指定確認検査機関が中間検査を引き受けたときは、その旨を証する書面を建築主に交付するとともに、その旨を
建築主事に通知しなければならない。

3.法第9条第1項、第10項により、特定行政庁は、建築基準法令の規定に違反した建築物については、当該建築物の建築主に対して、当該工事の施工の停止を命ずることができる。

4.法第7条の6により、建築基準法第6条第1項第一号の建築物の新築において、特定行政庁が仮使用の承認をしたときは、建築主は、完了検査の検査済証の交付を受ける前においても、仮に、当該建築物を使用することがで
きる。

5.法第7条第4項により、建築主事等は、建築主事が完了検査の申請を受理した日から7日以内に、当該工事に係る建築物及びその敷地が建築基準関係規定に適合しているかどうかを検査しなければならない。
◇構造07例題◇

金属の性質についての記述で、誤っているものは、次のうちどれか。

1.アルミニウムは引抜加工性に富み、空気中では表面に酸化膜ができ、耐食性を大きくしている。

2.銅は、展性、延性に富み、加工しやすいが、鋳造性は少なく、アンモニアその他のアルカリに弱い。

3.鉛は、アルカリに強いが、酸に弱い。

4.真ちゅうは、亜鉛が増すにしたがって硬くなり、伸展性が乏しくなる。

5.ステンレス鋼は、クロム及びニッケル等を含む特殊鋼で、きわめてさびに
くい。
■回答 3 です■

◇構造07解説◇

鉛は、酸には侵されにくい材料です。特に塩酸・硫酸・濃硫酸にはほとんど影響を受けません。しかし、アルカリには弱く、コンクリート等に接触している
ところは、侵食されやすくなります。

他の選択肢は、それぞれの金属の性質として覚えましょう。

1.アルミニウムは引抜加工性に富み、空気中では表面に酸化膜ができ、
耐食性を大きくしている。

2.銅は、展性、延性に富み、加工しやすいが、鋳造性は少なく、アンモニアその他のアルカリに弱い。

4.真ちゅうは、亜鉛が増すにしたがって硬くなり、伸展性が乏しくなる。

5.ステンレス鋼は、クロム及びニッケル等を含む特殊鋼で、きわめてさび
にくい。
◇施工07例題◇

地業とその説明との組合せとして、最も不適当なものはどれか。

1.地肌地業--------------堅固で良質な地盤をならして、支持面とする地業

2.捨てコンクリート地業--------------コンクリートを打設して、地盤を強化するための地業

3.砂地業--------------軟弱地盤に砂を充てんして、地盤を改良する地業

4.砂利地業--------------根切り底に直接砂利を敷き並べて、突き固める地業

5.割栗地業--------------根切り底に割栗石を小端立てに並べて、砂利を充てんして突き固める地業
■回答 2 です■

◇施工07解説◇

捨てコンクリート地業は、地盤を強化する目的ではなく、基礎や基礎梁などの
墨出しや型枠の建て込みの基盤として、底面を平らにする地業です。

1.地肌地業は、堅固で良質な地盤をならして、支持面とする地業です。

3.砂地業は、軟弱地盤に砂を充てんして、地盤を改良する地業です。

4.砂利地業は、根切り底に直接砂利を敷き並べて、突き固める地業です。

5.割栗地業は、根切り底に割栗石を小端立てに並べて、砂利を充てんして
突き固める地業です。
◇計画08例題◇

照明に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.直接照明は、一般に、間接照明に比べて、照明の効果は高い。

2.光り天井照明は、室内の照度分布が均等で、照明による影が弱くなる。

3.白熱電球は、一般に、蛍光ランプに比べて、寿命が短い。

4.局部照明と全般照明を併用する場合、全般照明の照度は、局部照明による照度より低くするが、この場合1/10未満にならないように注意する。

5.全般照明の照度計算では、一般に、壁・天井などの相互反射は考慮しない。
■回答 5 です■

◇計画08解説◇

全般照明の照度計算では、直接照明と間接照明ともに、天井や壁からの相互反射を考慮する必要があります。

1.作業面を直接照らす直接照明は、一般に、反射により光を分散させる間接照明に比べて、照明の効果は高い。

2.光り天井照明は、室内の照度分布が均等で、照明による影が弱くなります。

3.白熱電球は、一般に、蛍光ランプに比べて、寿命が短い。

4.局部照明と全般照明を併用する場合、全般照明の照度は、局部照明による照度より低くしますが、この場合1/10未満にならないように注意します。
◇法規08例題◇

用語に関する次の記述のうち、建築基準法上、誤っているものはどれか。

1.作業のために継続的に使用する室は「居室」である。  

2.用途上不可分の関係にある2以上の建築物のある一団の土地は「敷地」
である。

3.風圧又は地震その他の震動若しくは衝撃をささえる筋かいは「構造耐力
上主要な部分」である。

4.その者の責任において工事を設計図書と照合し、それが設計図書のとお
りに実施されているかいないかを確認する者は「工事監理者」である。

5.大規模の修繕は「建築」に含まれる。
■回答 5 です■

◇法規08解説◇

法第2条第十四号に「大規模の修繕」の定義は、建築物の主用構造部の一以上について行う過半の修繕をいう。とあり、十三号の「建築」建築物を新築し、増築し、改築し、又は移転することをいう。とは別の定義になっています。『増築は「建築」に含まれる』という設問であれば正しい記述になります。

1.「居室」は法第2条第四号に記載され、居住、執務、作業、集会、娯楽
  その他これらに類する目的のために継続的に使用する室をいう。

2.「敷地」は令第1条一号に記載され、1の建築物又は用途上不可分の関係にある2以上の建築物のある一団の土地をいう。

3.「構造耐力上主要な部分」は令第1条第三号に記載され、斜材のカッコ書き内に「筋かい」の記述があります。

4.「工事監理者」は法第2条第十一号に、建築士法第2条第6項に規定する
工事監理をするものをいう」とあり、建築士法第2条第六号では、この法律で「工事監理」とは、その者の責任において、工事を設計図書と照合
し、それが設計図書のとおりに実施されているかいないかを確認することをいう。
◇構造08例題◇

建築用塗料の性質、用途に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.鉛丹は、錆止めペイントとして、鋼材の下塗りに用いられる。

2.エッチングプライマーは、塗装用下地として密着性と防錆性に付与するの
で、亜鉛メッキ面やアルミニウム面に用いられる。

3.アルミニウムペイントは、熱線を反射し、温度上昇を防ぐので、鉄骨屋根
や配管などの塗装に用いられる。

4.ラッカーエナメルは、乾燥が速く、主に室内の木部の塗装に用いられる。

5.合成樹脂エマルジョンペイントは、油性なので、コンクリート面やモルタ
ル面の塗装に適さない。
■回答 5 です■


◇構造08解説◇

合成樹脂エマルジョンペイントは、コンクリート面やモルタル面に適する塗料
です。

他の選択肢は、そのまま覚えましょう。

1.鉛丹は、錆止めペイントとして、鋼材の下塗りに用いられる。

2.エッチングプライマーは、塗装用下地として密着性と防錆性に付与するの
で、亜鉛メッキ面やアルミニウム面に用いられる。

3.アルミニウムペイントは、熱線を反射し、温度上昇を防ぐので、鉄骨屋根
や配管などの塗装に用いられる。

4.ラッカーエナメルは、乾燥が速く、主に室内の木部の塗装に用いられる。
◇施工08例題◇

土工事及び基礎工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.基礎工事までの作業を、地業→根切り→山留め→基礎の順で行った。

2.比較的良好な地盤に、切込砂利を用いて砂利地業を行った。

3.敷地に余裕があったので、山留め壁や支保工を用いずに、法付けオープンカット工法を採用した。

4.工事現場が住宅地で地下水位が高いので、山留め工事として、ソイルセメント柱列山留め壁工法を採用した。
 
5.山留め壁に加わる側圧が十分に切ばりに伝わるように、腹起しを連続して
設置した。
■回答 1 です■


◇施工08解説◇

地業とは、地盤に対して行う作業で、基礎を支える杭、割ぐり、捨てコンクリ
ート等の部分をいいます。設問のように地業が最初になるのは不適当で、一般には、根切り→山留め→地業→基礎の順になります。

他の選択肢は適当です。

2.比較的良好な地盤に、切込砂利を用いて砂利地業を行った。

3.敷地に余裕があったので、山留め壁や支保工を用いずに、法付けオープンカット工法を採用した。

4.工事現場が住宅地で地下水位が高いので、山留め工事として、ソイルセメント柱列山留め壁工法を採用した。
 
5.山留め壁に加わる側圧が十分に切ばりに伝わるように、腹起しを連続して
設置した。
◇施工11例題◇

コンクリートの種類・強度に関する用語とその説明との組合せとして、最も不適当なものはどれか。

1.寒中コンクリート----------コンクリート打ち込み後の養成期間に、コンクリートが凍結するおそれのある時期に施工されるコンクリート

2.マスコンクリート--------構造体の一部にプレキャスト部材を用い、これと現場打ちコンクリートを一体化したコンクリート

3.調合強度------------------コンクリートの調合を決める場合に目標とする圧縮強度

4.耐久設計基準強度----------構造物及び部材の併用期間に応ずる耐久性を確保するために必要なコンク
リートの圧縮強度

5.構造体コンクリート強度----構造体中で発現しているコンクリートの圧縮強度
■回答 2 です■

◇施工11解説◇

マスコンクリートとは、部材断面の最小寸法が大きく、セメントの水和熱により温度が上昇し、ひび割れなどが入るおそれがある部分のコンクリートを指し
ます。

1.寒中コンクリートは、コンクリート打ち込み後の養成期間に、コンクリートが凍結するおそれのある時期に施工されるコンクリート

3.調合強度とは、コンクリートの調合を決める場合に目標とする圧縮強度

4.耐久設計基準強度は、構造物及び部材の併用期間に応ずる耐久性を確保するために必要なコンクリートの圧縮強度

5.構造体コンクリート強度とは、構造体中で発現しているコンクリートの圧縮強度
◇法規12例題◇

建築基準法上、床の構造計算をする場合、採用する積載過重の数値で、最も
大きいものは、次のうちどれか。

1.病院の病室

2.学校の教室

3.学校の廊下

4.百貨店の屋上広場

5.事務所の階段室
■回答 3 です■

◇法規12解説◇

令第85条第1項の表により床の構造計算をする場合(い)から、

病院の病室は、1800N/m2(1)

学校の教室は、2300N/m2(3)

学校の廊下は、3500N/m2(5)

百貨店の屋上広場は、2900N/m2(8)

事務所の階段室は、2900N/m2(2)

と定められており、この中で、最も大きいものは、学校の廊下で3500N/m2です。
◇計画12例題◇

排水設備に関する記述で、誤っているのは、次のうちどれか。

1.通気管は、トラップの封水保護のためにある。

2.屋内汚水配管の勾配は、1/200程度がよい。

3.公共下水道のある地区に水洗便所を設けるときは、し尿浄化槽は不用でる。

4.地下室の排水には、一般に排水ポンプを必要とする。

5.屋内汚水配管の材料は、鋳鉄管を使用する。
■回答 2 です■

◇計画12解説◇

屋内汚水配管の勾配は、管径により異なりますが、一般に1/30~1/80程度です。排水管の勾配が緩やか過ぎると汚水が停滞し、急だと納まりが悪いなどの問題が発生します。1/200では、汚水が停滞しやすい。

1.通気管は、トラップの封水を保護するために設置します。

3.公共下水道のある地区に水洗便所を設けるときは、下水道に放流するので、し尿浄化槽は不用です。

4.地下室の排水には、地上に揚水するための排水ポンプを一般的に必要とします。

5.屋内汚水配管の材料は、鋳鉄管を使用します。最近では、耐火ニ層管などが多く使われています。
◇構造12例題◇

荷重及び外力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.地震力は、建築物が建つ地盤の種類によって異なる。

2.振動特性係数Rtは、一般に、建築物の設計用一次固有周期が長いほど小さい。

3.事務室について、床の構造計算をする場合は、一般に、大ばり、柱又は
基礎の構造計算をする場合と同じ積載荷重によって計算する。 

4.地震層せん断力係数の建築物の高さ方向の分布を表す係数Aiは、建築物の上階ほど大きくなる。

5.積雪荷重による応力は、屋根全体に雪が一様に分布となった場合に比べてそこから一部の雪を除いて不均等な分布となった場合の方が不利になることがある。
■回答 3 です■

◇構造12解説◇

事務室の積載荷重は床の構造計算をする場合2900N/m2、大ばり、柱又は基礎の構造計算する場合1800N/m2、地震力を計算する場合800N/m2というように建築基準法令第85条に定められていて、同じ積載荷重によって計算するのではありません。

1.地震力は、建築物が建つ地盤の種類によって異なる。

2.振動特性係数Rtは、一般に、建築物の設計用一次固有周期が長いほど小さい。

4.地震層せん断力係数の建築物の高さ方向の分布を表す係数Aiは、建築物の上階ほど大きくなる。

5.積雪荷重による応力は、屋根全体に雪が一様に分布となった場合に比べてそこから一部の雪を除いて不均等な分布となった場合の方が不利になることがある。
◇施工12例題◇

鉄筋コンクリート工事における鉄筋の加工・組み立てに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.粗骨材の最大寸法が20mmの普通コンクリートを用いたので、柱主筋
D22の鉄筋相互のあきを40mmとした。

2.柱主筋と帯筋の結束には、径0.8mm程度の焼きなまし鉄線を用いた。

3.柱主筋の台直しが必要になったので、鉄筋を常温で緩やかに曲げて加工した。 

4.重ね継手の長さの指定が40dの場合、D10とD13の継手長さは40
cmとした。

5.はりの鉄筋の最小かぶり厚さは、主筋の外側からせき板までの距離とした。
◇施工12解説◇

鉄筋のかぶり厚さは、コンクリート表面から鉄筋までの距離ですが、はりの鉄
筋のかぶり厚さとは、最も外側にある鉄筋、つまり、あばら筋までの距離を指
します。

1.粗骨材の最大寸法が20mmの普通コンクリートを用いたので、柱主筋
D22の鉄筋相互のあきを40mmとした。

2.柱主筋と帯筋の結束には、径0.8mm程度の焼きなまし鉄線を用いた。

3.柱主筋の台直しが必要になったので、鉄筋を常温で緩やかに曲げて加工した。 

4.重ね継手の長さの指定が40dの場合、D10とD13の継手長さは40
cmとした。
◇法規13例題◇

建築基準法上第22条第1項の市街地の区域内にある木造2階建て、延べ面積200m2の建築物(準耐火建築物でないものとする。)で、外壁及び軒裏で
延焼の恐れのある部分を防火構造としなければならないものは、次のうちどれか。

1.共同住宅

2.工場

3.倉庫

4.事務所

5.学校
■回答 5 です■

◇法規13解説◇

法第22条第1項で指定される区域は、屋根の構造を制限する条文です。設問は外壁及び軒裏について問うているので、法第24条(木造建築物である特殊建築物の外壁等)を参照することになります。

法第24条第一号により、学校は外壁及び軒裏で延焼の恐れのある部分を防火構造としなければなりません。共同住宅と倉庫では床面積の合計が200m2を超えるものが該当しますが、設問は200m2の建築物となっていますので適用されません。
◇計画13例題◇

し尿浄化槽に関する記述で、誤っているのは、次のうちどれか。

1.し尿浄化槽の放流水の水質指標は、一般にBOD値であらわす。

2.酸化槽では、嫌気菌を働かせて酸化を行なう。

3.腐敗槽では、汚水分解及び沈殿の作用を行なう。

4.空気の供給を必要とするのは、腐敗槽でなく酸化槽である。

5.槽内の清掃は、年1回以上行なわなくてはならない。
■回答 2 です■

◇計画13解説◇

酸化槽では、嫌気菌ではなく好気性菌を働かせて酸化を行ないます。

1.し尿浄化槽の放流水の水質指標は、一般にBOD値で表します。BODとは、生物化学的酸素要求量のことで、水中の有機汚濁物質を微生物が酸化分解するために必要な酸素量です。し尿浄化槽の方流水の水質指標として用いられます。

3.腐敗槽では、汚水分解及び沈殿の作用を行ないます。

4.空気の供給を必要とするのは、腐敗槽でなく酸化槽です。

5.槽内の清掃は、年1回以上行なわなくてはならない。
◇構造13例題◇

建築物の地盤に関する記述で、誤っているものは、次のうちどれか。

1.第三紀層は、通常軟岩盤で基礎地盤として最も信頼できる。

2.こう積層は、砂利層、砂層、粘土層などの地盤で、基礎地盤としては、密実で信頼できる。

3.ちゅう積層は、基礎地盤としては軟弱で、規模の大きい建築物には、くい
基礎などの特別の考慮が必要である。

4.砂の液状化現象は、地下水面が浅くゆるい砂地盤で起こりやすく、建築物
の陥没や不同沈下の原因となる。

5.土丹盤は、粘土層が十分圧密されて硬化し泥岩化したもので、ちゅう積層に属する。
■回答 5 です■


◇構造13解説◇

土丹盤とは、硬く掘りにくい土のことで、こう積層の硬質粘土層や第三紀層の泥炭層をさすことが多い。

1.第三紀層は、通常軟岩盤で基礎地盤として最も信頼できます。

2.こう積層は、砂利層、砂層、粘土層などの地盤で、基礎地盤としては、
密実で信頼できます。

3.ちゅう積層は、基礎地盤としては軟弱で、規模の大きい建築物には、くい
基礎などの特別の考慮が必要です。

4.砂の液状化現象は、地下水面が浅くゆるい砂地盤で起こりやすく建築物の陥没や不同沈下の原因となります。
◇施工13例題◇

鉄筋コンクリート造の鉄筋の加工、組立てに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.鉄筋の曲げ加工は、ベンダーを用いて常温で加工した。

2.鉄筋の切断に、手動のガス切断機を用いた。

3.鉄筋の組立ては、柱、壁、はり、スラブの順に行った。

4.鉄筋相互のあきは、粗骨材の最大寸法の1.25倍以上、鉄筋径の1.5倍以上、かつ、25mm以上とした。

5.鉄筋のかぶり厚さを確保するために、鉄筋と型枠の間にスペーサーを入れた。
■回答 2 です■

◇施工13解説◇

鉄筋の切断は、シャーカッターまたは電動のこなどによって行ないます。

1.鉄筋の曲げ加工は、ベンダーを用いて常温で加工します。

3.鉄筋の組立ては、柱、壁、はり、スラブの順に行ないます。

4.鉄筋相互のあきは、粗骨材の最大寸法の1.25倍以上、鉄筋径の1.5倍以上、かつ、25mm以上とします。

5.鉄筋のかぶり厚さを確保するために、鉄筋と型枠の間にスペーサーなどを入れます。
◇計画14例題◇

屋内の電気配線に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.バスダクトは、大きな電流が流れる幹線に用いられる。

2.フロアダクトは、露出する場所に布設してもよい。

3.合成樹脂製可とう管は、金属管より施工性がよい。

4.合成樹脂管は、コンクリート内に埋設してもよい。

5.ケーブルは、金属管より分岐、増設が容易である。
■回答 2 です■

◇計画14解説◇

フロアダクトは、床に埋め込んで配線を引き出せるようにした鋼製のダクトの
ことです。

1.バスダクトは、大きな電流が流れる幹線に用いられます。

3.合成樹脂製可とう管は、金属管より施工性がよい。

4.合成樹脂管は、コンクリート内に埋設してもよい。

5.ケーブルは、金属管より分岐、増設が可能です。
◇法規14例題◇

次の建築物のうち、建築基準法上、耐火建築物又は準耐火建築物のいずれともしなくてよいものはどれか、ただし、防火地域及び準防火地域外にあるものとする。

1.3階建(各階の床面積50m2)で、各階を飲食店とするもの

2.2階建で、1回を飲食店(床面積300m2)、2階を映画館(客席の床面積200m2)とするもの

3.2階建(各階の床面積350m2)で、1階を物品販売業を営む店舗、2階を共同住宅とするもの

4.2階建(各階の床面積200m2で、各階を物品販売業を営む店舗とするもの

5.平家建自動車車庫(床面積300m2) 
■回答 4 です■


◇法規14解説◇

耐火建築物又は準耐火建築物としなければならない特殊建築物は、法第27条に規定されています。物品販売業を営む店舗は、令第115条の3第1項三号により、法別表第1の(4)の用途に類するものに該当します。法別表第1では、(に)により2階部分の床面積が500m2以上のものは、耐火建築物又は準耐火建築物としなければならないが、設問は、2階の床面積は200m2なので該当しません。

1.3階建(各階の床面積50m2)で、各階を飲食店とするもの
法第27条第1項第一号に該当

2.2階建で、1回を飲食店(床面積300m2)、2階を映画館(客席の床面
積200m2)とするもの  法第27条第1項第三号に該当

3.2階建(各階の床面積350m2)で、1階を物品販売業を営む店舗、2階を共同住宅とするもの  法第27条第2項第一号に該当

5.平家建自動車車庫(床面積300m2) 法第27条第2項第一号に該当
◇構造14例題◇

地盤に関する記述で、誤っているものは、次のうちどれか。

1.地盤の許容地耐力は、許容支持力と許容沈下量から求める。

2.一般にN値の大きい地盤ほど、地耐力が大きい。

3.N値は、その層の長期許容地耐力度を推定する目安となる。

4.N値は、標準貫入試験の打撃回数ではない。

5.地盤の許容支持力は、基礎の根入深さや形状に関係する。
■回答 4 です■


◇構造14解説◇

N値は、重量63.5kgのハンマーを75cm自由落下させ、サンプラーを
30cm打ち込むのに必要な打撃回数です。

1.地盤の許容地耐力は、許容支持力と許容沈下量から求める。

2.一般にN値の大きい地盤ほど、地耐力が大きい。

3.N値は、その層の長期許容地耐力度を推定する目安となる。

5.地盤の許容支持力は、基礎の根入深さや形状に関係する。
◇施工14例題◇

鉄筋コンクリート工事における鉄筋の重ね継手・定着に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.柱の主筋の継手中心位置は、はり上端から500mm以上、1500mm
以下、かつ、柱の内法高さの3/4以下とした。 

2.屋根スラブの下端筋として用いた異形鉄筋の定着長さは、呼び名に用いた数値(鉄筋の径)の10倍以上、かつ、150mm以上とした。

3.径が異なる鉄筋の重ね継手の長さは、細い鉄筋の呼び名に用いた数値(鉄筋の径)に所定の倍数を乗じたものとした。

4.重ね継手及び定着の長さは、末端のフック部分の長さを除いたものとした。

5.はりの主筋を柱内に定着する場合、鉄筋を柱の中心軸の位置で垂直に折り曲げた。
■回答 5 です■


◇施工14解説◇

はりの主筋を柱内に定着する場合、鉄筋の折り曲げ起点は柱の中心軸を超えることが原則です。

1.柱の主筋の継手中心位置は、はり上端から500mm以上、1500mm
以下、かつ、柱の内法高さの3/4以下とした。 

2.屋根スラブの下端筋として用いた異形鉄筋の定着長さは、呼び名に用いた数値(鉄筋の径)の10倍以上、かつ、150mm以上とした。

3.径が異なる鉄筋の重ね継手の長さは、細い鉄筋の呼び名に用いた数値(鉄筋の径)に所定の倍数を乗じたものとした。

4.重ね継手及び定着の長さは、末端のフック部分の長さを除いたものとした。
◇計画15例題◇

避雷針設備に関する記述で、誤っているものは、次のうちどれか。

1.避雷針の取り付け場所は、煙突、ペントハウスなどの突出部を選定する。

2.避雷針を設置しなくてもよい建築物の最高限度は、法的には20mとなっ
ている。

3.避雷針の保護角は、普通の建築物に対して60度以下をとっている。

4.避雷針の先端は、錆びるとかえって避雷効果が増大する。

5.避雷針の接地板は、常水面下に埋設するのがよい。
■回答 4 です■


◇計画15解説◇

避雷針の先端は、錆びると避雷効果が減少するため、銅やアルミニウムを使用しますが、鉄製の場合は、亜鉛メッキ等を施します。

1.避雷針の取り付け場所は、一般に、煙突、ペントハウスなどの突出部を
選定します。

2.避雷針を設置しなくてもよい建築物の最高限度は、法的には20mとなっ
ています。

3.避雷針の保護角は、普通の建築物に対して60度以下をとっています。

5.避雷針の接地板は、常水面下に埋設するのがよい。
◇法規15例題◇

建築物の防火区画、間仕切壁等に関する次の記述のうち、建築基準法上、誤っているものはどれか。ただし、耐火性能検証法、防火区画検証法、階避難安全検証法及び全館避難安全検証法による安全性の確認は行わないものとする。

1.耐火建築物である3階建て事務所の場合、原則として、階段の部分とその他の部分とを防火区画しなければならない。

2.共同住宅の各戸の界壁は、準耐火構造とし、小屋裏又は天井裏に達せし
めなければならない。

3.旅館の用途に供する部分の防火上主要な間仕切壁は、準耐火構造とし、
小屋裏又は天井裏に達せしめなければならない。

4.延べ床面積が500m2を超える木造3階建共同住宅は、床面積の合計500m2以内ごとに防火区画しなければならない。

5.給水管が防火区画の壁を貫通する場合においては、当該管と防火区画と
のすき間をモルタルその他の不燃材料で埋めなければならない。
■回答 4 です■

◇法規15解説◇

令第112条第3項により、延べ床面積が1000m2を超える木造3階建共同住宅は、床面積の合計1000m2以内ごとに防火区画しなければならない。

1.耐火建築物である3階建て事務所の場合、原則として、階段の部分とその他の部分とを防火区画しなければならない。令第112条第9項

2.共同住宅の各戸の界壁は、準耐火構造とし、小屋裏又は天井裏に達せしめなければならない。令第114条第1項

3.旅館の用途に供する部分の防火上主要な間仕切壁は、準耐火構造とし、
小屋裏又は天井裏に達せしめなければならない。 令第114条第2項

5.給水管が防火区画の壁を貫通する場合においては、当該管と防火区画とのすき間をモルタルその他の不燃材料で埋めなければならない。
令第112条第15項
◇構造15例題◇

くい基礎の構造設計に関する記述で、誤っているものは次のうちどれか。

1.同一の建築物には、支持ぐいと摩擦ぐいとを併用しない。

2.くいには、軸方向力以外の力をなるべくかけないように設計する。

3.くい基礎の許容支持力は、くいの支持力と基礎フーチング底面の地盤支持力との和とする。

4.既製鉄筋コンクリートぐいの打込み中心間隔は、くい頭部の径の2.5倍以上、かつ、75cm以上とする。

5.木ぐいの打込み中心間隔は、元口の2.5倍以上、かつ、60cm以上とする。
■回答 3 です■

◇構造15解説◇

くい基礎の許容支持力は、くいの支持力のみによるものとし、特に検討した
場合の他は、基礎フーチング底面の地盤支持力は加算しません。

1.同一の建築物には、支持ぐいと摩擦ぐいとを併用しない。

2.くいには、軸方向力以外の力をなるべくかけないように設計します。

4.既製鉄筋コンクリートぐいの打込み中心間隔は、くい頭部の径の2.5倍以上、かつ、75cm以上とします。

5.木ぐいの打込み中心間隔は、元口の2.5倍以上、かつ60cm以上とする。
◇施工15例題◇

鉄筋コンクリート造の鉄筋工事に関する次の記述のうち、 最も不適当なものはどれか。

1.柱の主筋は、4本以上とし、帯筋と緊結する。

2.構造耐力上主要な部分である梁を複筋ばりとした場合には、あばら筋は設けなくてよい。

3.壁の開口部や梁の貫通孔は、その周囲を斜め筋などで補強する。

4.梁主筋は、異形鉄筋を用いて重ね継手とし、出隅部分の主筋の末端にフックを設けた。

5.鉄筋とせき板との所要のあきは、スペーサーなどを用いて正しく保つ。
■回答 2 です■

◇施工15解説◇

構造耐力上主要な部分である梁を複筋ばりとした場合には、あばら筋を設ける必要があります。

1.柱の主筋は、4本以上とし、帯筋と緊結します。

3.壁の開口部や梁の貫通孔は、その周囲を斜め筋などで補強します

4.梁主筋の重ね継手が、梁の出隅部分および下端の両端にある場合は、末端にフックを設ける。

5.鉄筋とせき板との所要のあきは、スペーサーなどを用いて正しく保つよう
にします。 
◇計画16例題◇

避難設備に関する記述で、不適当なものは、次のうちどれか。

1.エレベーターは、避難施設として計画しない。

2.エスカレーターは、避難施設として計画できる。

3.避難階段は、不特定多数の人が集まる所には必要である。

4.避難階段は、屋外に設けてもよい。

5.避難階段には、予備電源をもつ非常用照明を設ける。
■回答 2 です■


◇計画16解説◇

エスカレーターはエレベーターと同様に避難施設として計画しません。

1.エレベーターは、避難施設として計画しません。

3.避難階段は、不特定多数の人が集まる所には必要です。

4.避難階段は、屋外に設けてもよい。

5.避難階段には、予備電源をもつ非常用照明を設けます。
◇法規16例題◇

建築基準法第35条の2の規定による内装制限に関する次の記述のうち、正しい
ものはどれか。ただし、窓その他の開口部を有しない居室、地階及び排煙設備
は無いものとする。

1.木造2階建の住宅の1階部分にある火を使用する設備を設けた調理室は、
内装制限を受けない。

2.児童福祉施設の用途に供する建築物は、その構造及び規模にかかわらず
内装制限を受けない。

3.飲食店の用途に供する耐火建築物は、その規模にかかわらず内装制限を
受けない。

4.学校の用途に供する耐火建築物は、その規模にかかわらず内装制限を
受けない。

5.自動車車庫は、その構造にかかわらず内装制限を受けない。
■回答 4 です■


◇法規16解説◇

学校の用途に供する耐火建築物は、令第128条の4に該当せず、その規模にかかわらず内装制限を受けません。

1.木造2階建の住宅の1階部分にある火を使用する設備を設けた調理室は、令第128条の4第4項により内装制限を受けます。

2.児童福祉施設の用途に供する建築物は、令第128条の4第1項第一号及び令第115条の3により、その構造及び規模によって内装制限を受けます。

3.飲食店の用途に供する耐火建築物は、令第128条の4第1項第一号及び令第115条の3により、その構造及び規模によって内装制限を受けます。

5.自動車車庫は、令第128条の4第1項第二号により、内装制限を受けます。
◇構造16例題◇

木構造の接合部に関する記述で、誤っているものは、次のうちどれか。

1.接着接合は、粘り強さが要求される接合部に適する。

2.くぎ接合は、剛性が要求される接合部に適する。

3.引張仕口においては、引張材の余長をなるべく大きくとる。

4.継手は、なるべく応力の大きな位置を避ける。

5.並列する構造部材の継手は、その位置をなるべく乱に配置する。
◇構造16解説◇

接着接合は、剛性はありますが粘り強さがなく、粘り強さが要求される接合部
には適さない接合です。

2.くぎ接合は、剛性が要求される接合部に適します。

3.引張仕口においては、引張材の余長をなるべく大きくします。

4.継手は、なるべく応力の大きな位置を避けるようにします。

5.並列する構造部材の継手は、その位置をなるべく乱に配置します。
◇施工16例題◇

鉄筋コンクリート工事における型枠工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.床型枠は、固定荷重のほか、コンクリート打込み時の衝撃、積載荷重などに耐える強度と剛性をもつものとした。

2.型枠組立て時に、柱の下部に掃除口を設けた。

3.型枠は、転用型材を多くし、現場合わせ型枠を少なくした。

4.最下階の土間に支柱を建てるので、地盤をならし固め、脚部に足場板を敷いた。

5.支柱として用いるパイプサポートは、3本継ぎとした。
■回答 5 です■

◇施工16解説◇

パイプサポートを支柱として用いる場合は、3本以上継いで用いてはいけませ
ん。労働安全衛生規則第242条7号イ

1.床型枠は、固定荷重のほか、コンクリート打込み時の衝撃、積載荷重などに耐える強度と剛性をもつものとする。

2.型枠組立て時に、柱の下部に掃除口を設ける。

3.型枠は、転用型材を多くし、現場合わせ型枠を少なくする。

4.最下階の土間に支柱を建てるので、地盤をならし固め、脚部に足場板を敷く。
◇計画17例題◇

建築設備に関する次の用語の組合せのうち、最も関係の少ないものはどれか。

1.空調設備---------------------クーリングタワー

2.電気設備---------------------フロアダクト

3.消火設備---------------------フラッシュバルブ

4.衛生設備---------------------バキュームブレーカ

5.照明設備---------------------ダウンライト
■回答 3 です■

◇計画17解説◇

フラッシュバルブは、消火設備ではなく衛生設備に関係します。ハンドルを
操作すると一定の水が流れた後、止まる仕組みのバルブで、水洗便器に用いら
れています。

1.空調設備---------------------クーリングタワー

2.電気設備---------------------フロアダクト

4.衛生設備---------------------バキュームブレーカ

5.照明設備---------------------ダウンライト
◇構造17例題◇

木造建築物の構造設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.下屋やオーバーハングがある場合、当該部分の水平構面の剛性を確保する。

2.建築物の幅が高さに比べて狭い場合、特に隅柱と土台を十分に緊結する。

3.はりの端部は、抜け落ちないように羽子板ボルトなどで緊結する。

4.筋かいの端部は、壁倍率に対応した力に抵抗できる方法で緊結する。

5.木造軸組構法では、継手位置をそろえて、建築物の一体性を確保する。
■回答 5 です■
■回答 5 です■

◇構造17解説◇

木造軸組構法では、継手位置をできるだけ分散する。継手は現場作業が多く、その施工の良否によって構造耐力に大きな影響を与えます。鉄骨造などは継手部分を充分に補強できますが木構造では、施工の良否も踏まえ分散することが望ましい。

1.下屋やオーバーハングがある場合、当該部分の水平構面の剛性を確保する。

2.建築物の幅が高さに比べて狭い場合、特に隅柱と土台を十分に緊結する。

3.はりの端部は、抜け落ちないように羽子板ボルトなどで緊結する。

4.筋かいの端部は、壁倍率に対応した力に抵抗できる方法で緊結する。
◇施工17例題◇

鉄筋コンクリート造における型枠工事に関する次の記述のうち、 最も不適当
なものはどれか。

1.型枠は、その剛性を確保するため、足場と連結させた。

2.床型枠用鋼製デッキプレートの使用に当っては、これと取り合う型枠材等の強度を十分に確保した。

3.型枠の組立てに当っては、型枠の解体が容易に出来るように施工した。

4.壁型枠の窓台端部に打ち込んだコンクリートが盛り上がるのを防ぐために
ふたを設けたが、そのふたは、室外側へ下り勾配とした。

5.型枠の支柱として用いたパイプサポートの高さが3.5mを超えていたため、高さ2m以内ごとに水平つなぎを2方向に設けた。
■回答 1 です■
◇施工17解説◇

型枠は、足場などの仮設物に連結させてはいけません。

2.床型枠用鋼製デッキプレートの使用に当っては、これと取り合う型枠材等の強度を十分に確保します。

3.型枠の組立てに当っては、型枠の解体が容易に出来るように施工することもあります。

4.壁型枠の窓台端部に打ち込んだコンクリートが盛り上がるのを防ぐために
ふたを設けたが、そのふたは、一般的に室外側へ下り勾配とします。

5.型枠の支柱として用いたパイプサポートの高さが3.5mを超えるときは、
高さ2m以内ごとに水平つなぎを2方向に設けます。
◇法規19例題◇

都市計画区域内における道路に関する次の記述のうち、建築基準法上、誤っているものはどれか。

1.災害があった場合において建築する公益上必要な用途に供する応急仮設建築物の敷地であっても、道路に2m以上接しなければならない。

2.都市計画法による新設の事業計画のある幅員8mの道路で、2年以内にその事業が執行される予定のものとして特定行政庁が指定したものは、建築
基準法上の道路である。

3.道路内であっても、特定行政庁の許可を受ければ、公共用歩廊を建築することができる。

4.敷地を造成する為の擁壁は、道路に突出して築造してはならない。

5.特定行政庁は、必要な場合においては、私道の変更又は廃止を禁止し、又は制限することができる。
■回答 1 です■

◇法規19解説◇

法第85条第2項により、災害があった場合において建築する公益上必要な用途に供する応急仮設建築物については、法第3章の規定は、適用されません。

2.法第42条第1項第四号により、都市計画法による新設の事業計画のある
幅員8mの道路で、2年以内にその事業が執行される予定のものとして特
定行政庁が指定したものは、建築基準法上の道路です。

3.法第44条第1項第四号により、道路内であっても、特定行政庁の許可を
受ければ、公共用歩廊を建築することができます。

4.法第44条第1項により、敷地を造成する為の擁壁は、道路に突出して築
造してはならない。

5.法第45条第1項により、特定行政庁は、必要な場合においては、私道の
変更又は廃止を禁止し、又は制限することができます。
◇計画19例題◇

色彩に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.混色によって無彩色を作ることができる二つの色は、相互に補色の関係にある。

2.演色とは、照明光が色の見え方に及ぼす影響のことである。

3.同じ色の場合、一般に、面積の大きいものほど、明度は高く、彩度は低く
なったように見える。

4.マンセル表色系における明度は、完全な黒を0、完全な白を10として表
示される。 

5.有彩色は、色相、明度、彩度の三属性を持つ。
■回答 3 です■

◇計画19解説◇

同じ色の場合、一般に面積の大きいものほど、明度、彩度ともに高く見えます。

1.混色によって無彩色を作ることができる二つの色は、相互に補色の関係にある。

2.演色とは、照明光が色の見え方に及ぼす影響のことである。

4.マンセル表色系における明度は、完全な黒を0、完全な白を10として表
示される。 

5.有彩色は、色相、明度、彩度の三属性を持つ。
◇施工18例題◇

コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.コンクリート打ち込み速度は、締固め能力を基準に決めた。

2.レディーミクストコンクリートの発注に際しては、仕様書に記された要求
性能及び施工上必要な性能を検討し、指定事項を生産者と協議して決めた。

3.荷卸しをしたコンクリートのスランプが規定値より小さかったので、単位
水量の1%未満の範囲で如水した。

4.普通ポルトランドセメントを用いたコンクリートの打ち込み後の、湿潤養
生期間を7日間とした。

5.コンクリートの打ち込みを、やむを得ない理由で一時中断したが、先に打
ち込まれたコンクリートの再振動可能な時間内の60分後に再開した。 
■回答 3 です■

◇施工18解説◇

コンクリートの強度には水セメント比が大きく作用します。現場で荷卸した
コンクリートに如水すると水セメント比が大きくなり、強度や耐久性が低下す
ることがあり、いかなる場合も加水してはいけない。

1.コンクリート打ち込み速度は、締固め能力を基準に決める。

2.レディーミクストコンクリートの発注に際しては、仕様書に記された要求
性能及び施工上必要な性能を検討し、指定事項を生産者と協議して決める。

4.普通ポルトランドセメントを用いたコンクリートの打ち込み後の、湿潤養
生期間を7日間とする。

5.コンクリートの打ち込みを、やむを得ない理由で一時中断したが、先に打
ち込まれたコンクリートの再振動可能な時間内の60分後に再開する。
◇構造18例題◇

木構造の柱及びはりに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.小屋ばりに丸太を使用する場合、所要断面寸法は、丸太の元口寸法による。

2.大壁造りの場合、間柱には、柱の二つ割材や三つ割材を用いる。

3.柱の脚部を基礎上に直接取り付ける場合、両者を金物で十分に緊結する。

4.特に大きな荷重を受ける床ばりを柱に取り付ける場合には、方づえや添え柱を設ける。

5.控柱には、それが接続する柱と同じ断面寸法以上の材を用いる。
■回答 1 です■

◇構造18解説◇

小屋ばりに丸太を使用する場合、所要断面寸法は丸太の末口寸法によります。丸太の根に近い太い方を元口、木末に近い細い方を末口といいます。

2.大壁造りの場合、間柱には、柱の二つ割材や三つ割材を用います。

3.柱の脚部を基礎上に直接取り付ける場合、両者を金物で十分に緊結します。

4.特に大きな荷重を受ける床ばりを柱に取り付ける場合には、方づえや添え柱を設けます。

5.控柱には、それが接続する柱と同じ断面寸法以上の材を用います。
◇法規18例題◇

木造2階建て、延べ面積300m2の病院(2階部分の病室の床面積110m2)に、建築基準法上、必ず設けなければならない避難施設等は、次のうちどれか。

1.非常用の進入口

2.病室内の非常用の照明装置

3.避難階段 

4.排煙設備

5.2以上の直通階段
■回答 5 です■


◇法規18解説◇

令第121条第1項第四号により2以上の直通階段を設けなければならない。

1.令第126条の6により、非常用の進入口は必要ない

2.令第126条の4第二号により、病室内の非常用の照明装置は適用除外

3.令第122条第1項により、避難階段は必要ない 

4.令第126条の2第1項により、排煙設備は必要ない
acid
sour taste
neutralizes alkali
reddens litmus paper
contains H that can be replaced by metal or electropositive group to form salt
can accept a pair of electrons from a base
◇法規20例題◇

第一種低層住居専用地域内で、建築基準法上、特定行政庁の許可を受けなければ建築することができない建築物は次のうちどれか。

1.延べ面積150m2で、店舗部分の床面積の合計が40m2の貸本屋兼住宅

2.延べ面積120m2で、店舗部分の床面積の合計が40m2の喫茶店兼住宅

3.延べ面積500m2の保育所

4.延べ面積300m2の郵便窓口業務の用に供する施設

5.延べ面積150m2で、店舗部分の床面積の合計が40m2、出力の合計が1kwの原動機を使用する洋服店兼住宅
■回答 5 です■

◇法規20解説◇

第一種低層住居専用地域内で、延べ面積150m2、店舗部分の床面積の合計が40m2、出力の合計が1kwの原動機を使用する洋服店兼住宅は、基準法48条第1項、同法別表第2(い)項および令第130条の3により、出力の合計が
0.75kw以下でなければ許可なしに建築できない。

1.延べ面積150m2で、店舗部分の床面積の合計が40m2の貸本屋兼住宅は、基準法48条第1項、同法別表第2(い)項および令第130条の3に
より、許可を受けないで建築できる。

2.延べ面積120m2で、店舗部分の床面積の合計が40m2の喫茶店兼住宅は、基準法48条第1項、同法別表第2(い)項および令第130条の3に
より、許可を受けないで建築できる。

3.延べ面積500m2の保育所は、法第48条第1項、同法別表第2(い)項
及び令第130条の4により、許可を受けないで建築できる。

4.延べ面積300m2の郵便窓口業務の用に供する施設は、法第48条第1項、同法別表第2(い)項及び令第130条の4により、許可を受けないで建築
できる。
◇計画20例題◇

次の建築と建築された時代の組合せで、誤っているものはどれか。

1.法隆寺金堂-------------飛鳥時代

2.唐招提寺金堂-----------奈良時代

3.正倉院-----------------藤原時代

4.正福寺地蔵堂-----------鎌倉時代

5.桂離宮-----------------江戸時代
■回答 3 です■


◇計画20解説◇

1.は正しく、法隆寺金堂-----------飛鳥時代

2.は正しく、唐招提寺金堂---------奈良時代

3.は誤りで、東大寺の正倉院は、奈良時代の建築です。

4.は正しく、正福寺地蔵堂---------鎌倉時代

5.は正しく、桂離宮--------------江戸時代
◇施工21例題◇

張り石工事に関する記述で、誤っているものは次のうちどれか。

1.外壁張り石の目地は、強度伝達上ねむり目地としたほうがよい。

2.白大理石張りのつぎとろ用モルタルには、白色セメントを用いるのがよい。

3.外壁張りの石のたぼ及び引き金物には、黄銅またはステンレスを用いるの
がよい。

4.びしゃんたたきを過度に行なうと、後で剥離がおきる恐れがある。

5.外壁張り石では、はなたれを防止するために、つぎとろを十分行なう必要
がある。
■回答 1 です■
◇施工21解説◇

ねむり目地はめくら目地ともいいますが、主に室内の仕上げに用います。

2.白大理石張りのつぎとろ用モルタルには、白色セメントを用いるのがよい。

3.外壁張りの石のたぼ及び引き金物には、黄銅またはステンレスを用いるのがよい。

4.びしゃんたたきを過度に行なうと、後で剥離がおきる恐れがあります。

5.外壁張り石では、はなたれを防止するために、つぎとろを十分行なう必要
があります。
◇構造21例題◇

枠組壁工法に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.耐力壁相互の距離は12m以下とする。

2.耐力壁線に設ける開口部の幅は、4m以下とし、且つ、その開口部の幅の合計は、当該耐力壁線の長さの3/4以下とする。

3.筋かいには、欠込みをしてはならない。

4.床根太相互及び床根太と側根太の間隔は、90cm以下とする。

5.アンカーボルトは、その間隔を2m以下とし、且つ、隅角部および土台の
継手の部分に配置する。
■回答 4 です■


◇構造21解説◇

床根太相互及び床根太と側根太の間隔は、65cm以下とします。
昭和57年建設省告示第56号第3床3号

1.耐力壁相互の距離は12m以下とする。

2.耐力壁線に設ける開口部の幅は、4m以下とし、且つ、その開口部の幅
の合計は、当該耐力壁線の長さの3/4以下とする。

3.筋かいには、欠込みをしてはならない。

5.アンカーボルトは、その間隔を2m以下とし、且つ、隅角部および土台の
継手の部分に配置する。
◇計画22例題◇

戸建住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.リビングキッチンは、台所を含むので、南側をさけ北側に配置した。

2.車椅子使用者の利用も考慮し、便所の出入口の有効幅を900mmとした。

3.高齢者の住居においては、便所、浴室、洗面所は高齢者部屋の近くに設
けた。

4.サービスヤードは、勝手口のまわりに設けた。

5.高齢者の部屋は、就寝スペースとリビングスペースを確保できる広さと
した。
■回答 1 です■

◇計画22解説◇

リビングキッチンは、食事室兼居間と台所を1つにした部屋で、小規模な住宅に適します。居間を兼ねるので、日当たりのよい南側に設けるのが一般的です。

2.便所の出入口の有効幅を、900mmとすると車椅子使用者も利用しやすくなります。

3.便所、浴室、洗面所は高齢者の部屋の近くに設けると、高齢者にとって
利用しやすい。

4.サービスヤードを勝手口のまわりに設けると利用しやすい。

5.高齢者の部屋は、就寝スペースとリビングスペースを確保できる広さにす
ることにより、高齢者の居住性が増します。
◇計画22例題◇

戸建住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.リビングキッチンは、台所を含むので、南側をさけ北側に配置した。

2.車椅子使用者の利用も考慮し、便所の出入口の有効幅を900mmとした。

3.高齢者の住居においては、便所、浴室、洗面所は高齢者部屋の近くに設けた。

4.サービスヤードは、勝手口のまわりに設けた。

5.高齢者の部屋は、就寝スペースとリビングスペースを確保できる広さと
した。
■回答 1 です■

◇計画22解説◇

リビングキッチンは、食事室兼居間と台所を1つにした部屋で、小規模な住宅に適します。居間を兼ねるので、日当たりのよい南側に設けるのが一般的です。

2.便所の出入口の有効幅を、900mmとすると車椅子使用者も利用しやすくなります。

3.便所、浴室、洗面所は高齢者の部屋の近くに設けると、高齢者にとって
利用しやすい。

4.サービスヤードを勝手口のまわりに設けると利用しやすい。

5.高齢者の部屋は、就寝スペースとリビングスペースを確保できる広さにす
ることにより、高齢者の居住性が増します。
◇構造22例題◇

鉄骨構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.引張材の有効断面積は、ボルトなどの穴による断面欠損を考慮して算出する。

2.主要な梁材のたわみは、通常スパンの1/300以下とする。

3.圧縮材の座屈の許容応力度は、細長比が大きいほど小さい。

4.柱脚の接合形式は、露出型、根巻型、埋込型に分類され、一般に、露出型
のものが最も固定度が大きい。

5.H形断面を有するはりが、強軸まわりに曲げを受ける場合の座屈の許容
応力度は、通常、スパンが大きいほど小さい。
■回答 4 です■

◇構造22解説◇

注脚の接合形式は、露出型、根巻型、埋込型に分類され、一般に、埋込形の固度が最も大きく、根巻型、露出型の順に小さくなります。

1.引張材の有効断面積は、ボルトなどの穴による断面欠損を考慮して算出する。

2.主要な梁材のたわみは、通常スパンの1/300以下とする。

3.圧縮材の座屈の許容応力度は、細長比が大きいほど小さい。

5.H形断面を有するはりが、強軸まわりに曲げを受ける場合の座屈の許容応力度は、通常、スパンが大きいほど小さい。
◇法規22例題◇

平屋建、延べ面積240m2の次の建築物のうち、建築基準法上、原則として、建築してはならないものはどれか。

1.第一種低層住居専用地域内の、床面積50m2のクリーニング取次店部分
を設けた兼用住宅

2.第一種中高層住居専用地域内の、床面積140m2の児童厚生施設部分と床面積100m2の保育所部分を設けた建築物

3.第二種住居地域内の、床面積230m2の自動車車庫部分と床面積10m2の事務所部分を設けた建築物

4.準住居地域内の、床面積140m2の自動車修理工場部分と床面積100m2
の店舗部分を設けた自動車用品店

5.準住居地域内の、床面積200m2の客席部分と床面積40m2の舞台及
び楽屋部分を設けた劇場
■回答 5 です■

◇法規22解説◇

法別表第2(と)項第五号により、客席の床面積の合計が200m2以上の劇場は準住居地域内に建築してはならない。

1.第一種低層住居専用地域内の、床面積50m2のクリーニング取次店部分を設けた兼用住宅 法別表第2(い)および令第130条の3第三号により建築
できる。

2.第一種中高層住居専用地域内の、床面積140m2の児童厚生施設部分と床面積100m2の保育所部分を設けた建築物法別表第2(は)項第四号および第1号により建築できる

3.第二種住居地域内の、床面積230m2の自動車車庫部分と床面積10m2の事務所部分を設けた建築物
法別表第2(へ)項第のどれにも該当しないので建築できる

4.準住居地域内の、床面積140m2の自動車修理工場部分と床面積100m2の店舗部分を設けた自動車用品店法別表第2(と)項第のどれにも該当しないので建築できる
◇施工22例題◇

木造建築物においては、その使用箇所に応じ、それぞれの木材の背、腹、木表、木裏等の特徴を考えて使わなければならないが、その使用方法が不適当なものは、次のうちどれか。

1.かもいには木表を上端にして使う。

2.はりには背を上にして使う。

3.敷居には木裏を下端にして使う。

4.大引には背を下にして使う。

5.床板には木表を上端にして使う。
■回答 1 です■

◇施工22解説◇

木裏は凸に反る性質があり、かもいの溝は木表につけますので、木裏が上端になります。

2.はりには背を上にして使います。

3.敷居には木裏を下端にして使います。

4.大引には背を下にして使います。

5.床板には木表を上端にして使います。
◇計画23例題◇

高齢者に配慮した一戸建住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.廊下の手すりの高さは、床面から75cmとした。 

2.浴槽の縁の高さは、洗い場の床面から60cmとした。

3.くつずりと玄関外側の高低差は、1cmにおさえた。

4.階段の勾配は、7/11以下となるように考慮して、路面26cm、けあげ
16cmとした。

5.水栓金具は、レバー式とした。
■回答 2 です■


◇計画23解説◇

浴槽の縁の高さは、洗い場の床面から60cmでは高すぎます。30cmから50cm程度が適当です。

1.廊下の手すりの高さは、床面から75cmとする。 

3.くつずりと玄関外側の高低差は、1cmにおさえる。

4.階段の勾配は、7/11以下となるように考慮して、路面26cm、けあげ
16cmとする。

5.水栓金具は、レバー式とする。
◇法規23例題◇

建築基準法の規定で、用途地域の種類と関係なく定められているものは、次のうちどれか。

1.建築物の各部分の高さの限度

2.建築物の敷地が道路に接する部分の長さの最小限度

3.延べ面積の敷地面積に対する割合

4.建築面積の敷地面積に対する割合

5.日影による中高層の建築物の高さの限度
■回答 2 です■

◇法規23解説◇

法第43条第1項により建築物の敷地が道路に接する部分の長さの最小限度は、用途地域の種類と関係なく、2mと定められています。

1.建築物の各部分の高さの限度は、法第56条に定められています。

3.延べ面積の敷地面積に対する割合は、法第52条に定められています。

4.建築面積の敷地面積に対する割合は、法第53条に定められています。

5.日影による中高層の建築物の高さの限度は、法第56条の2に定められています。
◇構造23例題◇

鉄骨造の梁に関する各部の名称と主な働きとの組合せとして、 最も不適当なものはどれか。

1.フランジ ----------曲げに抵抗する

2.ウェブ ------------せん断力に抵抗する

3.スチフナー --------ウェブの座屈を防止する

4.フィラー ----------引張力に抵抗する

5.ラチス ------------せん断力による軸方向力に抵抗する
■回答 4 です■

◇構造23解説◇

フィラーは、ボルト接合部等で接合材に板厚差がある場合に隙間を埋める当て板のことです。

1.フランジ ----------曲げに抵抗する

2.ウェブ ------------せん断力に抵抗する

3.スチフナー --------ウェブの座屈を防止する

5.ラチス ------------せん断力による軸方向力に抵抗する
◇施工23例題◇

木工事に関する記述で、不適当なものはどれか。

1.敷居などの建具溝彫りは、木おもてにする。

2.モルタル塗外壁の軸組材は、地面より1m以内の部分に防腐処理をする。

3.構造用木材の含水率は、30%以下とする。

4.くぎの長さは、打ち付ける板厚の2.5倍を標準とする。

5.階数が2以上の建築物のすみ柱は又はこれに準ずる柱は、通し柱とする。
■回答 3 です■


◇施工23解説◇

構造用木材の含水率は20%以下が望ましい。

1.敷居などの建具溝彫りは、木おもてにします。

2.モルタル塗外壁の軸組材は、地面より1m以内の部分に防腐処理をします。

4.くぎの長さは、打ち付ける板厚の2.5倍を標準とします。

5.階数が2以上の建築物のすみ柱は又はこれに準ずる柱は、通し柱にします。
◇計画24例題◇

集合住宅に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.ポイントハウスは、塔状に高いので、計画によっては住宅地の景観に変化をもたらすことができる。

2.テラスハウスとは、各住戸が土地に接し、各住戸に庭がある形式をいう。

3.メゾネット型は、居住性がよいが専用面積が大きい住戸には適さない。

4.階段室型は、片廊下型に比べて各住戸のプライバシーを確保しやすい。

5.フラット型とは、1住戸が一層で構成されている形式をいう。
■回答 3 です■

◇計画24解説◇

メゾネット型は、1住戸が2層以上にわたる集合住宅の形式で、住戸内に階段が必要なため、小規模の住戸には適さない。

1.ポイントハウスとは、階段やエレベーターを中心に各住戸が取り付いている塔状の集合住宅で、計画によっては住宅地の景観に変化をもたらすこと
ができます。

2.テラスハウスとは、各住戸が土地に接し、各住戸に庭がある形式をいいます。

4.階段室型は、片廊下型にに比べて各住戸のプライバシーを確保しやすい。

5.フラット型とは、1住戸が一層で構成されている形式をいいます。
◇法規24例題◇

都市計画区域内における建築物の容積率(延べ面積の敷地面積に対する割合の制限及びその容積率を算定する際の延べ面積に関する次の記述のうち、建築基準法上、誤っているものはどれか。

1.建築物の自動車車庫等の用途に供する部分の床面積を延べ面積に算入しないとする規定は、原則として、当該建築物の各階の床面積の合計の1/5を限度として適用する。

2.用途地域の指定のない区域内の建築物についても、容積率の制限を受ける。

3.共同住宅の共用の廊下又は階段の用に供する部分の床面積は、原則として、延べ面積には算入しない。

4.住宅の地階でその天井が地盤面からの高さ1m以下にあるものの床面積は、50m2を限度として、延べ面積には算入しない。

5.敷地の周囲に広い公園、広場、道路その他の空地を有する建築物の容積率は、特定行政庁が許可した場合、その許可の範囲内において、規定による限度を超えることができる。
■回答 4 です■

◇法規24解説◇

住宅の地階の床面積を延べ面積に算入しないことに関する規定は、法第52条第3項にありますが、50m2を限度とするという規定はありません。

1.建築物の自動車車庫等の用途に供する部分の床面積を延べ面積に算入しないとする規定は、原則として、当該建築物の各階の床面積の合計の1/5
を限度として適用する。 令第2条第1項第四号、第3項

2.用途地域の指定のない区域内の建築物についても、容積率の制限を受ける。法第52条第1項第六号

3.共同住宅の共用の廊下又は階段の用に供する部分の床面積は、原則として、延べ面積には算入しない。法第52条第6項

5.敷地の周囲に広い公園、広場、道路その他の空地を有する建築物の容積率は、特定行政庁が許可した場合、その許可の範囲内において、規定による限度を超えることができる。 法第52条第14項第二号
◇施工24例題◇

枠組壁工法(ツー・バイ・フォー工法)に関する記述で、誤っているものは次の
うちどれか。

1.主たる構成要素は、床と耐力壁によって構成される。

2.構造用木材の断面寸法などは、枠組壁工法構造用製材の日本農林規格によって定められている。

3.現場での生産性が高く、合理的な施工システムである。

4.複雑な継手や仕口を必要とせず、主に釘や金物によって接合される。

5.使用木材量は、在来工法よりも少なくてすむ。
■回答 5 です■

◇施工24解説◇

使用木材量は、在来工法よりも多く必要とします。

1.主たる構成要素は、床と耐力壁によって構成されます。

2.構造用木材の断面寸法などは、枠組壁工法構造用製材の日本農林規格によって定められています。

3.現場での生産性が高く、合理的な施工システムである。

4.複雑な継手や仕口を必要とせず、主に釘や金物によって接合されます。
◇構造24例題◇

鉄骨造に関する記述で、誤っているものは次のうちどれか。

1.トラスの節点は、ピン接合とみなし、特別の場合を除き、二次応力の影響を無視してよい。

2.接合部は、接合される部材の存在応力を十分に伝えるように設計する。

3.柱脚は、柱の応力を基礎に安全に伝えることができるように算定する。

4.一つの継手に、高力ボルト又はリベットとボルトを併用した場合は、それ
ぞれの許容力に応じて応力を分担させることができる。

5.引張材では、リベット及びボルト穴を断面の欠損として考慮し、有効断面
積を用いて計算する。
■回答 4 です■

◇構造24解説◇

一つの継手に、高力ボルト又はリベットとボルトを併用した場合は、全応力を
高力ボルト又はリベットのどちらかで負担しなければいけません。

1.トラスの節点は、ピン接合とみなし、特別の場合を除き、二次応力の影響を無視してよい。

2.接合部は、接合される部材の存在応力を十分に伝えるように設計します。

3.柱脚は、柱の応力を基礎に安全に伝えることができるように算定します。

5.引張材では、リベット及びボルト穴を断面の欠損として考慮し、有効断面
積を用いて計算します。
▽施工24例題▽

れんが工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.れんがの1日の積み高さは、2.0m以下を原則とする。

2.れんがは、その吸水率に応じ、適度の水湿しを行う。

3.気温が2℃以下になると予想される場合は、施工は行わない。

4.れんがは、目地塗装面全体に目地モルタルが行き渡るように、また、
適宜水糸を用いて水平に組積する。
■回答 1 です■


△施工24解説△

れんがの1日の積み高さは、1.2m以下を原則とします。

2.れんがは、その吸水率に応じ、適度の水湿しを行います。

3.気温が2℃以下になると予想される場合は、施工は行わない。

4.れんがは、目地塗装面全体に目地モルタルが行き渡るように、また、
適宜水糸を用いて水平に組積する。
▽構造24例題▽

鉄骨構造の溶接に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.完全溶込み溶接におけるのど断面の許容応力度は、高度の品質が確保で
きる場合、母材と同一の値とすることができる。

2.組立て溶接は、本溶接と同等な品質が得られるように施工するとともに、
一般に、開先内には組立て溶接を行わない。

3.現場における箱型断面の柱の継手の接合は、一般に、完全溶込み溶接と
する。

4.一般に、SM材よりSS材のほうが溶接性に優れている。
■回答 4 です■
-----------------------------------

△構造24解説△

SM材は溶接構造用圧延鋼材であり、SS材は一般構造用圧延鋼材です。
溶接性はSM材のほうが優れています。

1.完全溶込み溶接におけるのど断面の許容応力度は、高度の品質が確保でき
る場合、母材と同一の値とすることができる。

2.組立て溶接は、本溶接と同等な品質が得られるように施工するとともに、
一般に、開先内には組立て溶接を行わない。

3.現場における箱型断面の柱の継手の接合は、一般に、完全溶込み溶接とする。
◇法規25例題◇

建ぺい率(建築面積の敷地面積に対する割合)に関する次の記述のうち、建築基準法上、正しいものはどれか、ただし、角地の指定はないものとする。

1.準工業地域内の準耐火建築物の建ぺい率の限度は、7/10である。

2.共同住宅の共用の廊下又は階段の用に供する部分は建築面積には算入しない。

3.用途地域の指定のない都市計画区域内の建築物は、建ぺい率の制限を受けない。

4.近隣商業地域内の建ぺい率の限度が8/10とされている地域内で、かつ、防火地域内の耐火建築物は、建ぺい率の制限を受けない。

5.敷地に接する道路の幅員によって、建築物の建ぺい率の制限が異なる。
■回答 4 です■


◇法規25解説◇

近隣商業地域内の建ぺい率の限度が8/10とされている地域内で、かつ、防火地域内の耐火建築物は、建ぺい率の制限を受けない。法第53条第5項第一号

1.準工業地域内の準耐火建築物の建ぺい率の限度は、5/10、6/10又は8/10のうち当該地域に関する都市計画において定められたものである。
法第53条第1項第二号

2.容積率については、共同住宅の共用の廊下等を床面積に算入しない規定がありますが、建ぺい率についてはこのような規定はありません。

3.法第53条第1項第六号により、用途地域の指定のない都市計画区域内の建築物も建ぺい率の制限を受けます。

5.敷地に接する道路の幅員によって、建築物の建ぺい率の制限が異なるという規定はありません。
◇計画25例題◇

中層又は高層集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.階段室型は、片廊下型に比べて、各住戸のプライバシーを確保しやすい。

2.中廊下型は、片廊下型に比べて、通風や日照を確保しにくい。

3.スキップフロア型は、片廊下型に比べて、共用廊下の面積を少なくできる。

4.ツインコリダー型は、中廊下型に比べて、通風や換気の点で劣っている。

5.ポイントハウスは、塔状に高く、計画によっては、住宅地の景観に変化を
もたらすことができる。
■回答 4 です■

◇計画25解説◇

ツインコリダー型は、片廊下型を背中合せに2棟並べ、中央部に吹抜けを設けた中高層集合住宅のタイプで、高密度化を計る場合に採用されます。中央部に吹抜けを設けることで、中廊下型での通風や換気の悪さを改善できます。

1.階段室型は、片廊下型に比べて、各住戸のプライバシーを確保しやすい。

2.中廊下型は、片廊下型に比べて、通風や日照を確保しにくい。

3.スキップフロア型は、片廊下型に比べて、共用廊下の面積を少なくできる。

5.ポイントハウスは、塔状に高く、計画によっては、住宅地の景観に変化を
もたらすことができる。
◇構造25例題◇

鉄骨構造の溶接に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.突合せ溶接を、全長にわたり断続しないように溶接した。 

2.突合せ溶接を、応力を伝達する溶接として用いた。

3.断続すみ肉溶接を、組立材を構成する各材の接合に用いた。

4.溶接継目の交差を避けるため、片方の部材にスカラップを用いた。

5.すみ肉溶接部の有効面積は、(溶接の有効長さ)×(溶接のサイズ)によ
り計算した。
■回答 5 です■


◇構造25解説◇

すみ肉溶接部の有効面積は、(溶接の有効長さ)×(有効のど厚)により計算します。

1.突合せ溶接を、全長にわたり断続しないように溶接する。 

2.突合せ溶接を、応力を伝達する溶接として用いる。

3.断続すみ肉溶接を、組立材を構成する各材の接合に用いる。

4.溶接継目の交差を避けるため、片方の部材にスカラップを用いる。
◇法規26例題◇

建築物の高さ又は日影規制に関する次の記述のうち、建築基準法上、正しいものはどれか。

1.階段室、昇降機塔、装飾塔その他これらに類する建築物の屋上部分の水平投影面積の合計が当該建築物の建築面積の1/8以内の場合においては、その部分の高さは、13mまでは当該建築物の高さに算入しない。

2.建築物の高さは、第一種低層住居専用地域内においては10mを、第二種低層住居専用地域内においては14mを超えてはならない。

3.第一種低層住居専用地域又は第二種低層住居専用地域内においては、原則として、地階を除く階数が2以上の建築物について、日影規制を適用する。

4.高層住居誘導地区内においては、原則として、日影規制は適用しない。

5.用途地域の指定のない区域内においては、日影規制は適用しない。
■回答 4 です■
-----------------------------------

◇法規26解説◇

高層住居誘導地区内においては、原則として、日影規制は適用しない。
法第57条の5第4項により正しい。

1.令第2条第1項第六号ロにより、階段室、昇降機塔、装飾塔その他これら
に類する建築物の屋上部分の水平投影面積の合計が当該建築物の建築面積
の1/8以内の場合においては、その部分の高さは、12mまでは当該
建築物の高さに算入しない。

2.法第55条第1項により、建築物の高さは、第一種低層住居専用地域内又
は第二種低層住居専用地域内においては、10m又は12mのうち都市計
画において定められます。

3.法別表第4第1項により、第一種低層住居専用地域又は第二種低層住居専
用地域内においては、原則として、地階を除く階数が3以上の建築物につ
いて、日影規制を適用する。

5.法別表第4第4項により、用途地域の指定のない区域内においても日影規制の規定があります。
◇計画26例題◇

小学校の建築計画に関する記述で、最も不適当なものは次のうちどれか。

1.標準設計は、ときとして新しいすぐれた設計の可能性を阻むことがある。

2.教科教室型は高学年に向くが、総合教室型は高学年にも低学年にも向く。

3.一般に教室配置は学年単位で、学年順に行うのが原則である。

4.屋外運動場やアプローチが見通しやすい位置に、中央職員室を配置する。

5.学校給食センターの発達は、学校給食の質向上に多少の貢献をした。
■回答 2 です■

◇計画26解説◇

教科教室型は時間割にしたがって児童生徒が各教室を移動する形式ですから、中学生以上に適しているといえます。また、小学生も高学年になると特別教室を使用することが望ましいので、総合教室型は低学年に向くといえるでしょう。

1.標準設計は、ときとして新しいすぐれた設計の可能性を阻むことがあります。

3.一般に教室配置は学年単位で、学年順に行うのが原則である。

4.屋外運動場やアプローチが見通しやすい位置に、中央職員室を配置する。

5.学校給食センターの発達は、学校給食の質向上に多少の貢献をした。
◇施工25例題◇

屋根工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.和形粘土瓦葺の谷どいは、屋根の勾配や集水面積を考慮して、谷の有効巾を450mmとした。

2.和形粘土瓦葺の軒瓦及び袖瓦は、風圧を考慮して、1枚ごとにくぎ打ちと
した。

3.亜鉛鉄板一文字葺のこはぜの折返し幅は、15mmとした。

4.スレート波板葺のスレートの重ね幅は、縦方向100mm、横方向1.5山
とした。

5.長尺金属板の下地に使用するアスファルトルーフィングの重ね幅は、シートの長手方向200mm、幅方向100mmとした。
■回答 4 です■

◇施工25解説◇

スレート波板葺のスレートの重ね幅は、縦方向は150mm、横方向は1.5山とします。

1.和形粘土瓦葺の谷どいは、屋根の勾配や集水面積を考慮して、谷の有効巾を450mmとする。

2.和形粘土瓦葺の軒瓦及び袖瓦は、風圧を考慮して、1枚ごとにくぎ打ちと
する。

3.亜鉛鉄板一文字葺のこはぜの折返し幅は、15mmとする。

5.長尺金属板の下地に使用するアスファルトルーフィングの重ね幅は、
シートの長手方向200mm、幅方向100mmとした。
◇法規26例題◇

建築物の高さ又は日影規制に関する次の記述のうち、建築基準法上、正しいものはどれか。

1.階段室、昇降機塔、装飾塔その他これらに類する建築物の屋上部分の水平投影面積の合計が当該建築物の建築面積の1/8以内の場合においては、その部分の高さは、13mまでは当該建築物の高さに算入しない。

2.建築物の高さは、第一種低層住居専用地域内においては10mを、第二種低層住居専用地域内においては14mを超えてはならない。

3.第一種低層住居専用地域又は第二種低層住居専用地域内においては、原則として、地階を除く階数が2以上の建築物について、日影規制を適用する。

4.高層住居誘導地区内においては、原則として、日影規制は適用しない。

5.用途地域の指定のない区域内においては、日影規制は適用しない。
■回答 4 です■

◇法規26解説◇

高層住居誘導地区内においては、原則として、日影規制は適用しない。
法第57条の5第4項により正しい。

1.令第2条第1項第六号ロにより、階段室、昇降機塔、装飾塔その他これら
に類する建築物の屋上部分の水平投影面積の合計が当該建築物の建築面積の1/8以内の場合においては、その部分の高さは、12mまでは当該
建築物の高さに算入しない。

2.法第55条第1項により、建築物の高さは、第一種低層住居専用地域内又は第二種低層住居専用地域内においては、10m又は12mのうち都市計
画において定められます。

3.法別表第4第1項により、第一種低層住居専用地域又は第二種低層住居専用地域内においては、原則として、地階を除く階数が3以上の建築物につ
いて、日影規制を適用する。

5.法別表第4第4項により、用途地域の指定のない区域内においても日影規制の規定があります。
◇構造26例題◇

軽量鉄骨造に関する記述で、最も不適当なものは、次のうちどれか。

1.同じ断面積では、重量鉄骨の形鋼に比べて断面係数が小さい。

2.溶接には板厚が薄いので、十分な注意が必要である。

3.水平荷重に対しては、原則として筋かいに抵抗させる。

4.応力集中に弱く、ねじれやすい。

5.板厚が薄いので、腐しょくの影響が大きい。
■回答 1 です■

◇構造26解説◇

同じ断面積では、重量鉄骨の形鋼に比べて断面係数が大きい。

2.溶接には板厚が薄いので、十分な注意が必要です。

3.水平荷重に対しては、原則として筋かいに抵抗させます。

4.応力集中に弱く、ねじれやすいといえます。

5.板厚が薄いので、腐しょくの影響が大きいといえます。
◇施工26例題◇

左官工事に関する記述で、誤っているものは、次のうちどれか。

1.モルタル壁の1回の塗り厚さは、6mm程度とし、塗厚が大きくならない
方がよい。

2.モルタル塗仕上げをする場合、下塗りより中塗り上塗りになるほど富調合にする。

3.外壁に用いるラスは、メタルラスよりワイヤーラスがよい。

4.石膏プラスターは、水硬性の材料である。

5.モルタルに石灰を混入すると、こての延びがよくなる。
■回答 2 です■


◇施工26解説◇

モルタル塗仕上げをする場合、下塗りになるほど富調合にします。

1.モルタル壁の1回の塗り厚さは、6mm程度とし、塗厚が大きくならない
方がよい。

3.外壁に用いるラスは、メタルラスよりワイヤーラスがよい。

4.石膏プラスターは、水硬性の材料です。

5.モルタルに石灰を混入すると、こての延びがよくなります。
◇計画27例題◇

地域図書館の分館の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.できるだけ多くの図書を閉架式で管理し提供する。

2.利用者の動線と館員やサービスの動線とが交差しないようにする。

3.児童室内においては、幼児の利用部分と小中学生の利用部分を書架などで区分する。

4.貸出カウンターの背後に、事務・作業室を配置する。

5.道路を通行する人など、建物の外部の人から館内の様子が見えるようにする。
■回答 1 です■

◇計画27解説◇

気軽に利用できるようにできるだけ多くの図書を開架式とし、書庫に自由に出
入りできるようにするのが望ましい。

2.利用者の動線と館員やサービスの動線とが交差しないようにします。

3.児童室内においては、幼児の利用部分と小中学生の利用部分を書架などで区分したほうが良い。

4.貸出カウンターの背後に、事務・作業室を配置すると従業員の動線は合理的になります。

5.建物の外部の人から館内の様子が見えるようにすると、開放的で利用しやすい施設になると考えられます。
◇法規27例題◇

防火地域内または準防火地域の建築物で、建築基準法上、耐火建築物としなければならないのは、次のうちどれか。

1.防火地域内にある延べ面積30m2以内の平屋付属建築物(外壁及び軒裏が防火構造の物)

2.準防火地域内にある延べ面積1400m2の平屋建事務所

3.防火地域内にある高さ1.8mの門

4.準防火地域内にある延べ面積450m2の2階建店舗

5.防火地域内にある延べ面積110m2の平屋建店舗
■回答 5 です■

◇法規27解説◇

防火地域内にある延べ面積110m2の平屋建店舗は、法第61条により耐火建築物としなければならない。

1.防火地域内にある延べ面積30m2以内の平屋付属建築物(外壁及び軒裏が防火構造の物)は、法第61条第一号により耐火建築物とする必要はあ
りません。

2.準防火地域内にある延べ面積1400m2の平屋建事務所は、法第62条により、耐火建築物とする必要はありません。

3.防火地域内にある高さ1.8mの門は、法第61条第四号により耐火建築
物とする必要はありません。

4.準防火地域内にある延べ面積450m2の2階建店舗は、法第62条により、耐火建築物とする必要はありません。
◇構造27例題◇

鉄筋コンクリート構造に関する用語の説明で、誤っているものは次のうちどれか。

1.あばら筋---------はりに生ずるせん断力に抵抗する。

2.帯筋-------------柱に帯状に入れ曲げモーメントに抵抗する。

3.はりの主筋------はりに生ずる曲げモーメントに抵抗する。

4.配力筋----------スラブの長辺方向の曲げモーメントに抵抗する。

5.折り曲げ筋------はりの反曲点付近に入れ、せん断力に抵抗する。
■回答 2 です■

◇構造27解説◇

帯筋は、柱に帯状に入れせん断力に抵抗します。また、柱の主筋が、座屈することを防止する役目もあります。

1.あばら筋は、はりに生ずるせん断力に抵抗します。

3.はりの主筋は、はりに生ずる曲げモーメントに抵抗します。

4.配力筋は、スラブの長辺方向の曲げモーメントに抵抗します。

5.折り曲げ筋は、はりの反曲点付近に入れ、せん断力に抵抗します。
◇施工27例題◇

工事とそれに用いる工法との組合せとして、最も不適当なものは、次のうち
どれか。

1.トーチ工法は、防水工事に用いられる。

2.グリッパー工法は、内装工事に用いられる。

3.スライディングフォーム工法は、型枠工事に用いられる。

4.かま場工法は、根切り工事における排水に用いられる。

5.地盤アンカー工法は、杭地業工事に用いられる。
■回答 5 です■


◇施工27解説◇

地盤アンカー工法は、地盤アンカーによって山留め壁にかかる側圧を支え
ながら掘削する工法で山留め工事に用いられる。

1.トーチ工法は、厚手のアスファルトルーフィングシートの裏面をトーチ
バーナーで溶融しながら下地に張りつけ、防水層を作る工法である。

2.グリッパー工法は、じゅうたんの敷込み工法である。

3.スライディングフォーム工法は、連続打設する場合に用いる型枠工法である。

4.かま場工法は、根切り底などにピットを設け、排水を行なう。
◇法規28例題◇

次の建築物を新築する場合、建築士法上、二級建築士が設計してはならないものはどれか。

1.鉄筋コンクリート造2階建、延べ面積250m2、高さ7mの診療所は、建築士法上、二級建築士が設計してはならない。

2.木造平家建、延べ面積1,200m2、高さ5mの倉庫は、建築士法上、二級建築士が設計してはならない。

3.鉄骨造3階建、延べ面積200m2、高さ9mの喫茶店兼用住宅は、建築士法上、二級建築士が設計してはならない。

4.木造2階建、延べ面積800m2、高さ8mの学校は、建築士法上、二級建築士が設計してはならない。

5.コンクリートブロック造平家建、延べ面積150m2、高さ3mの自動車修理工場は、建築士法上、二級建築士が設計してはならない。
■回答 4 です■

◇法規28解説◇

二級建築士が設計できないものは、一級建築士でなければできない設計である。木造2階建、延べ面積800m2、高さ8mの学校は、士法第3条第1項第一号に該当し、一級建築士でなければ設計できない。

1.鉄筋コンクリート造2階建、延べ面積250m2、高さ7mの診療所は、士法第3条第1項のいづれにも該当せず、二級建築士が設計できる。

2.木造平家建、延べ面積1,200m2、高さ5mの倉庫は、士法第3条第1項のいづれにも該当せず、二級建築士が設計できる。

3.鉄骨造3階建、延べ面積200m2、高さ9mの喫茶店兼用住宅は、士法第3条第1項のいづれにも該当せず、二級建築士が設計できる。

5.コンクリートブロック造平家建、延べ面積150m2、高さ3mの自動車修理工場は、士法第3条第1項のいづれにも該当せず、二級建築士が設計できる。
◇計画28例題◇

身体障害者を配慮した公共建築物の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.車いす使用者用の駐車スペースは、建築物の出入口に到達しやすい位置に設けた。

2.玄関マットは、埋め込み式のものとし、端部はしっかりと固定した。

3.廊下の手すりの端部の形状は、曲げて安全なものとした。

4.居室の出入口の戸のガラスには、安全ガラスを用いた。

5.主要な階段は、回り階段とした。
■回答 5 です■

◇計画28解説◇

回り階段は、外側と内側で踏面寸法に違いがあり、一定の歩幅がとりにくい。
身体障害者を配慮した公共建築物の主要な階段としては適当でない。

1.車いす使用者用のアプローチ動線を短くするため、車いす使用者用の駐車スペースは、建築物の出入口に到達しやすい位置に設けるほうがよい。

2.多少の段差であっても引っかかると転倒することがあり、できるだけ凹凸
がないようにする。

3.廊下の手すりの端部の形状は、小口部分に手が触れないよう曲げて安全なものとするほうが良い。

4.居室の出入口の戸のガラスは、車いすなどが衝突しても破片による怪我がないよう安全ガラスを用いるほうが良い。
◇構造28例題◇

地盤及び基礎構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.地下水が豊富に存在する場合、粘土主体の地層であっても、砂質土層と
同程度に液状化が生じやすい。

2.直接基礎の底面は、乾燥や凍結等によって土が体積変化を起こすおそれがなく、かつ、雨水等によって洗掘されるおそれがない深さまで下げる。

3.杭基礎は、一般に、地震時においても上部構造を安全に支持するために、上部構造と同等又はそれ以上の耐震性能を確保すべきである。

4.鋼管杭を採用する場合、鋼材の腐食に対する処置が必要となることがある。

5.土の単位体積重量が小さければ、地下外壁に作用する土圧も小さくなる。
■回答 1 です■

◇構造28解説◇

液状化とは、水で飽和した砂が振動・衝撃などによる間隙水圧の上昇のためにせん断抵抗を失う現象で砂質土層に生じる。粘土主体の地層では地下水が豊富に存在しても同程度に生じることはない。

2.直接基礎の底面は、乾燥や凍結等によって土が体積変化を起こすおそれがなく、かつ、雨水等によって洗掘されるおそれがない深さまで下げる。
建設省告示第1347号第1-3-四

3.杭基礎は、一般に、地震時においても上部構造を安全に支持するために、上部構造と同等又はそれ以上の耐震性能を確保すべきである。

4.鋼管杭を採用する場合、鋼材の腐食に対する処置が必要となることがある。

5.土の単位体積重量が小さければ、地下外壁に作用する土圧も小さくなる。
◇構造29例題◇

建築構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.シェル構造は、壁体と床スラブなどの平面的な構造体で構成する構造で
ある。

2.ラーメン構造は、一般に、各節点で部材が剛に接合されている骨組による
構造である。

3.トラス構造は、一般に、各節点がピンで接合され、各部材が三角形を構成
する構造である。

4.水平力に対する剛性は、一般に、鉄筋コンクリート構造建築物よりも鉄骨
構造建築物のほうが小さい。

5.エキスパンションジョイントで接している建築物は、構造計算上は、それぞれ別の建築物とみなす。
■回答 1 です■


◇構造29解説◇

シェル構造は、貝殻のように薄い曲面板を用いて外力を面内応力で処理する
構造である。

2.柱、梁により構成され、各節点で部材が剛に接合されている骨組はラーメ
ン構造である。

3.各節点がピンで接合され、各部材が三角形を構成するのはトラス構造である。

4.一般に、鉄筋コンクリート構造建築物は鉄骨構造建築物より水平力に対す
る剛性が大きい。

5.エキスパンションジョイントその他の相互に応力を伝えない構造方法のみ
で接している建築物は、それぞれ別の建築物とみなし、構造計算を行なう。
◇法規29例題◇

「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」に規定する特定建築物の建築物特定施設に該当しないものは、次のうちどれか。

1.ホテルの昇降機

2.百貨店の便所

3.病院の受付カウンター

4.劇場の階段の踊場

5.美術館の敷地内の通路
■回答 3 です■

◇法規29解説◇

病院は、バリアフリー法施行令第4条第二号に規定する特定建築物であるが、受付カウンターは同令第6条に該当せず、建築物特定施設ではない。

1.バリアフリー法施行令第4条第七号、同令第6条第五号により、ホテルの昇降機は、特定建築物の建築物特定施設に該当する。

2.バリアフリー法施行令第4条第六号、同令第6条第六号により、百貨店の便所は、特定建築物の建築物特定施設に該当する。

4.バリアフリー法施行令第4条第三号、同令第6条第三号により、劇場の階段の踊場は、特定建築物の建築物特定施設に該当する。

5.バリアフリー法施行令第4条第十三号、同令第6条第八号により、美術館の敷地内の通路は、特定建築物の建築物特定施設に該当する。
◇計画29例題◇

建築設備の省エネルギー・省資源計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.建築設備の省エネルギーを考慮し、冷暖房や給湯に、太陽熱利用の設備を用いる。

2.太陽電池とは、太陽エネルギーを直接熱に変換するものである。

3.建築設備の省エネルギーを考慮し、受変電設備においては、低損失型変圧器を用いる。

4.省エネルギーを考慮し、照明については、昼光の利用及びタイムスケジュールによる照明の点滅を行う。

5.コージェネレーションシステムは、一般に、発電に伴う廃熱を冷暖房・
給湯などの熱源として有効利用するものである。
■回答 2 です■

◇計画29解説◇

太陽電池とは、太陽エネルギーを直接電力に変換する装置である。

1.太陽熱利用による冷暖房や給湯は省エネルギーに効果がある。

3.低損失型変圧器は変圧器の効率を良くしたもので、省エネルギーに効果がある。

4.昼光を利用したり、タイムスケジュールによる照明の点滅を行うことは省エネルギーに効果がある。

5.コージェネレーションシステムは、発電に伴う廃熱を冷暖房・給湯など
の熱源として有効利用するものである。
◇施工28例題◇

工事請負契約に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.請負者は、発注者の承諾なしに、請負った工事を一括して第三者に請け負わせた。

2.監理技術者が、現場代理人を兼任した。

3.主任技術者の氏名及び資格を、工事請負契約書に記載しなかった。

4.工事の着手の時期及び工事完成の時期を、工事請負契約書に記載した。

5.契約に関する紛争の解決方法を、工事請負契約書に記載した。
■回答 1 です■

◇施工28解説◇

請負者は、あらかじめ発注者の書面による承諾を得なければ、工事を一括して第三者に請負わせることはできない。建設業法第22条

2.現場代理人・監理技術者又は主任技術者及び専任技術者はこれをかねることができる。

3.建設業法第19条に、建設工事の請負契約の内容に関する規定があるが、主任技術者の氏名及び資格の記載は含まれない。

4.建設業法第19条に、建設工事の請負契約の内容に関する規定があり、契約の締結には以下事項を書面に記載しなければならない。
建設業法第19条第1項三号  工事着手の時期及び工事完成の時期

5.建設業法第19条に、建設工事の請負契約の内容に関する規定があり、契約の締結には以下事項を書面に記載しなければならない。
建設業法第19条第1項第十四号  契約に関する紛争の解決方法
◇施工29例題◇

仕様書に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.仕様書には、材料の種類・品質を記載する。

2.仕様書には、工事費の内訳明細を記載する。

3.仕様書は、設計図とともに工事請負契約書類に含まれる。

4.仕様書は、図面では表すことができない事項を文章等で示している。

5.仕様書には、建築物の概要及び施工関係者の権利・義務等を一般事項として記載することができる。
■回答 2 です■

◇施工29解説◇

仕様書は、設計図、現場説明書とともに設計図書に含まれ、材料の種類、品質、使用箇所、施工順序・方法、仕上げの程度、試験・検査の方法などを記載するが、工事費の内訳明細書は含まれない。

1.仕様書には材料の種類、品質を記載する。

3.工事契約書類には、工事契約書、契約約款、設計図書、施工計画書が必要である。このうち設計図書には、仕様書、設計図、現場説明書が含まれる。

4.仕様書は図面では表すことができない材料の種類、品質、使用箇所、施工順序・方法、仕上げの程度、試験・検査の方法などを文章等で示している。

5.仕様書には、建築物の概要及び施工関係者の権利・義務等を一般事項として記載することができる。
◇法規01例題◇

用語に関する次の記述のうち、建築基準法上、誤っているものはどれか。

1.有料老人ホームは、「特殊建築物」ではない。

2.大規模の模様替は、「建築」に含まれない。

3.住宅に附属する門及び塀は、「建築物」である。

4.風圧又は地震その他の震動若しくは衝撃を支える火打材は、「構造耐力上主要な部分」である。

5.「準遮炎性能」とは、建築物の周囲において発生する通常の火災時における火災を有効に遮るために防火設備に必要とされる性能をいう。
■回答 1 です■

◇法規01解説◇

令第19条第1項により、有料老人ホームは児童福祉施設等であり、児童福祉施設
等は令第115条の3第一号により、法別表第1(い)欄の(2)項の用途に類する
ものである。法別表第1(い)は、耐火建築物又は準耐火建築物としなければならない特殊建築物なので、有料老人ホームは特殊建築物である。

2.法第2条第十三号により、「建築」とは、建築物を新築し、増築し、改築し、
又は移転することをいい、大規模の模様替は、「建築」に含まれない。

3.法第2条第一号により、住宅に附属する門及び塀は、「建築物」である。

4.令第1条第三号により、火打材は「構造耐力上主要な部分」である。

5.法第64条の括弧書きにより、「準遮炎性能」とは、建築物の周囲において
発生する通常の火災時における火災を有効に遮るために防火設備に必要と
される性能をいう。
◇計画01例題◇

建築史に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.フランク・ロイド・ライトが設計した落水荘(アメリカ)は、2層の床スラブ
が滝のある渓流の上に張り出し、周囲の自然の眺めを味わえるように意図
された住宅である。

2.サン・ピエトロ大聖堂(ヴァチカン)は、バロック建築である。

3.江戸時代の京都や大阪などでみられた町屋という住宅形式は、奥行きの
長い敷地に入口から奥に通じる通り庭をもっている。

4.ミラノ大聖堂(ミラノ)はロマネスク建築である。

5.ル・コルビュジエが設計したサヴォア邸(フランス)は、ピロティ、屋上
庭園、水平連続窓などを巧みに生かした住宅である。
■回答 4 です■

◇計画01解説◇

ミラノ大聖堂(ミラノ、1386~1577年、正面は1813年)は、イタリア・ゴシック建築様式の代表作です。

1.設問の通り、フランク・ロイド・ライトが設計した落水荘(アメリカ)は、2層の床スラブが滝のある渓流の上に張り出し、周囲の自然の眺めを味わ
えるように意図された住宅です。

2.サン・ピエトロ大聖堂(ヴァチカン、1546~1667年)は、視覚的効果を徹
底的に追及した巨大なバロック建築の代表作です。

3.設問の通り、江戸時代の京都や大阪などでみられた町屋という住宅形式は、奥行きの長い敷地に入口から奥に通じる通り庭をもっています。

5.設問の通り、サヴォア邸(フランス)は、ピロティ、屋上庭園、水平連続窓
などを巧みに生かした住宅で、ル・コルビュジエにより設計されました。
◇計画09例題◇

音に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.吸音力とは、材料の吸音率にその面積を乗じたものをいう。

2.重い壁体ほど、一般に、遮音性が優れている。

3.気密性の高い窓は、外部騒音を防ぐのに有効である。

4.室内騒音の許容値は、住宅よりも屋内スポーツ施設のほうが低い。

5.残響時間は、室容積に比例する。
■回答 4 です■

◇計画09解説◇

騒音が、あまり気にならず会話するのに支障が無い程度の騒音レベルは、
35~40dB(A)です。これは、ホテルの客室、映画館、美術館などの室内騒音の許容値でもあります。住宅の室内についても同じく35~40dB(A)が許容値です。
これに対し、室内スポーツ施設の騒音の許容値は、45~55dB(A)で、かなり騒音
を感じるレベルです。

他の選択肢は、正しい記述です。

・吸音力とは、材料の吸音率にその面積を乗じたものをいう。

・重い壁体ほど、一般に、遮音性が優れている。

・気密性の高い窓は、外部騒音を防ぐのに有効である。

・残響時間は、室容積に比例する。
◇施工08例題◇

土工事及び基礎工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.基礎工事までの作業を、地業→根切り→山留め→基礎の順で行った。

2.比較的良好な地盤に、切込砂利を用いて砂利地業を行った。

3.敷地に余裕があったので、山留め壁や支保工を用いずに、法付けオープンカット工法を採用した。

4.工事現場が住宅地で地下水位が高いので、山留め工事として、ソイルセメント柱列山留め壁工法を採用した。

5.山留め壁に加わる側圧が十分に切ばりに伝わるように、腹起しを連続して
設置した。
必勝合格2級建築士 施工08 基礎工事


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■□■ 目次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■

1.建築士をめざす大学・専門学校
2.二級建築士学科例題 施工08 基礎工事
3.建築士ブックス
4.購読中止について

■□■ 建築士をめざす大学・専門学校 ━━━━━━━━━━━━━■□■

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建築学は安全・快適で、経済的な建築物の生産を研究。設計の他、建築構造、
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■□■ 今日の例題「施工」基礎工事 ━━━━━━━━━━━━━━■□■

◇施工08例題◇

土工事及び基礎工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.基礎工事までの作業を、地業→根切り→山留め→基礎の順で行った。

2.比較的良好な地盤に、切込砂利を用いて砂利地業を行った。

3.敷地に余裕があったので、山留め壁や支保工を用いずに、法付けオープン
カット工法を採用した。

4.工事現場が住宅地で地下水位が高いので、山留め工事として、ソイルセメ
ント柱列山留め壁工法を採用した。

5.山留め壁に加わる側圧が十分に切ばりに伝わるように、腹起しを連続して
設置した。

-----------------------------------
■回答は?■
-----------------------------------








■回答 1 です■

◇施工08解説◇

地業とは、地盤に対して行う作業で、基礎を支える杭、割ぐり、捨てコンクリ
ート等の部分をいいます。設問のように地業が最初になるのは不適当で、一般には、根切り→山留め→地業→基礎の順になります。

他の選択肢は適当です。

2.比較的良好な地盤に、切込砂利を用いて砂利地業を行った。

3.敷地に余裕があったので、山留め壁や支保工を用いずに、法付けオープンカット工法を採用した。

4.工事現場が住宅地で地下水位が高いので、山留め工事として、ソイルセメント柱列山留め壁工法を採用した。

5.山留め壁に加わる側圧が十分に切ばりに伝わるように、腹起しを連続して設置した。
◇構造08例題◇

建築用塗料の性質、用途に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.鉛丹は、錆止めペイントとして、鋼材の下塗りに用いられる。

2.エッチングプライマーは、塗装用下地として密着性と防錆性に付与するの
で、亜鉛メッキ面やアルミニウム面に用いられる。

3.アルミニウムペイントは、熱線を反射し、温度上昇を防ぐので、鉄骨屋根や配管などの塗装に用いられる。

4.ラッカーエナメルは、乾燥が速く、主に室内の木部の塗装に用いられる。

5.合成樹脂エマルジョンペイントは、油性なので、コンクリート面やモルタル面の塗装に適さない。
■回答 5 です■

◇構造08解説◇

合成樹脂エマルジョンペイントは、コンクリート面やモルタル面に適する塗料です。

他の選択肢は、そのまま覚えましょう。

1.鉛丹は、錆止めペイントとして、鋼材の下塗りに用いられる。

2.エッチングプライマーは、塗装用下地として密着性と防錆性に付与するの
で、亜鉛メッキ面やアルミニウム面に用いられる。

3.アルミニウムペイントは、熱線を反射し、温度上昇を防ぐので、鉄骨屋根や配管などの塗装に用いられる。

4.ラッカーエナメルは、乾燥が速く、主に室内の木部の塗装に用いられる。
◇法規08例題◇

用語に関する次の記述のうち、建築基準法上、誤っているものはどれか。

1.作業のために継続的に使用する室は「居室」である。

2.用途上不可分の関係にある2以上の建築物のある一団の土地は「敷地」である。

3.風圧又は地震その他の震動若しくは衝撃をささえる筋かいは「構造耐力上主要な部分」である。

4.その者の責任において工事を設計図書と照合し、それが設計図書のとおりに実施されているかいないかを確認する者は「工事監理者」である。

5.大規模の修繕は「建築」に含まれる。
■回答 5 です■

◇法規08解説◇

法第2条第十四号に「大規模の修繕」の定義は、建築物の主用構造部の1種以上について行う過半の修繕をいう。とあり、十三号の「建築」建築物を新築し、増築し、改築し、又は移転することをいう。とは別の定義になっています。『増築は「建築」に含まれる』という設問であれば正しい記述になります。

1.「居室」は法第2条第四号に記載され、居住、執務、作業、集会、娯楽その他これらに類する目的のために継続的に使用する室をいう。

2.「敷地」は令第1条一号に記載され、1の建築物又は用途上不可分の関係にある2以上の建築物のある一団の土地をいう。

3.「構造耐力上主要な部分」は令第条第三号に記載され、斜材のカッコ書き内に「筋かい」の記述があります。

4.「工事監理者」は法第2条第十一号に、建築士法第2条第6項に規定する工事監理をするものをいう」とあり、建築士法第2条第7項では、この
法律で「工事監理」とは、その者の責任において、工事を設計図書と照合し、それが設計図書のとおりに実施されているかいないかを確認することをいう。
◇計画08例題◇

照明に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.直接照明は、一般に、間接照明に比べて、照明の効果は高い。

2.光り天井照明は、室内の照度分布が均等で、照明による影が弱くなる。

3.白熱電球は、一般に、蛍光ランプに比べて、寿命が短い。

4.局部照明と全般照明を併用する場合、全般照明の照度は、局部照明による照度より低くするが、この場合1/10未満にならないように注意する。

5.全般照明の照度計算では、一般に、壁・天井などの相互反射は考慮しない
■回答 5 です■

◇計画08解説◇

全般照明の照度計算では、直接照明と間接照明ともに、天井や壁からの相互反射を考慮する必要があります。

1.作業面を直接照らす直接照明は、一般に、反射により光を分散させる間接照明に比べて、照明の効果は高い。

2.光り天井照明は、室内の照度分布が均等で、照明による影が弱くなります。

3.白熱電球は、一般に、蛍光ランプに比べて、寿命が短い。

4.局部照明と全般照明を併用する場合、全般照明の照度は、局部照明による照度より低くしますが、この場合1/10未満にならないように注意します。
◇構造09例題◇

塗壁材料とかたまり方の組合せで誤っているのは、次のうちどれか。

1.しっくい--------------------------水硬性

2.せっこうプラスター----------------水硬性

3.ドロマイトプラスター--------------気硬性

4.土壁------------------------------気硬性

5.モルタル--------------------------水硬性 
■回答 1 です■

◇構造09解説◇

しっくいは、消石灰と水を練り合わせ、つなぎ材として麻などを使います。また、のり材として、つのまた等を混入した左官材料です。空気中の炭酸ガスと化学反応を起こして硬くなります。硬貨は遅く収縮による亀裂が生じやすい。一般には白色ですが、顔料で着色したものもあります。

左官材料のかたまり方の代表として、しっくいは気硬性、モルタルは水硬性と覚えておくとよいでしょう。
◇法規09例題◇

延べ面積100m2の木造建築物の構造耐力上主要な部分に関する次の記述のうち、建築基準法上、誤っているものはどれか。

1.柱の有効細長比は、150以下としなければならない。

2.張り間方向及びけた行方向に配置する壁を設け又は筋交いを入れた軸組みの長さの合計は、原則として、それぞれの方向につき、床面積及び見付面積をもとに求めた所定の数値以上としなければならない。

3.引張り力を負担する筋交いに鉄筋を使用する場合、その鉄筋は径9mm以上としなければならない。

4.梁の中央部附近の下側には、耐力上支障のある欠込みをしてはならない。

5.屋根を亜鉛鉄板で葺いた2階建て集会場の場合、2階の柱の小径は、横架材の垂直距離の1/33以上としなければならない。
■回答 5 です■

◇法規09解説◇

柱の小径については、令第43条に規定されています。令第43条第1項の表から、(2)、最上階又は階数が1の建築物の柱に該当し、1/30以上としなければならない。

1.柱の有効細長比は、150以下としなければならない。令第43条第6項

2.張り間方向及びけた行方向に配置する壁を設け又は筋交いを入れた軸組みの長さの合計は、原則として、それぞれの方向につき、床面積及び見付面積をもとに求めた所定の数値以上としなければならない。令第46条第4項

3.引張り力を負担する筋交いに鉄筋を使用する場合、その鉄筋は径9mm以上としなければならない。令第45条第1項

4.梁の中央部附近の下側には、耐力上支障のある欠込みをしてはならない。令第44条
◇計画10例題◇

冷暖房設備に関する記述で、誤っているものは、次のうちどれか。

1.ファンコイルユニットは、温水、冷水を用いて空気を加熱又は冷却する機器で、小型の送風機を内蔵している。

2.クーリングタワーは、冷凍機の冷却水の放熱の為に用いられる機器である。

3.コンプレッサー冷凍機の冷媒ガスにはフレオンガスが、多く用いられる。

4.ヒートポンプ式の空調機器は、冷房暖房兼用には使用できない。

5.コンベクターには、結露水のためのドレン配管をしなくともよい。
■回答 4 です■
◇計画10解説◇

ヒートポンプ式の空調機器は、夏は、冷凍機にて冷房し、冬は、冷凍機の排熱を利用して暖房することができ、冷暖房兼用機として多く用いられています。

1.ファンコイルユニットは、温水、冷水を用いて空気を加熱又は冷却する機器で、小型の送風機を内蔵している。

2.クーリングタワーは、冷凍機の冷却水の放熱の為に用いられる機器である。

3.コンプレッサー冷凍機の冷媒ガスにはフレオンガスが、多く用いられる。

5.コンベクターには、結露水のためドレン配管をしなくともよい。
◇施工09例題◇

鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.溶接作業の姿勢は、部材の位置を調整して、できるだけ下向きで行った。

2.ベースプレート下面のモルタルは、あと詰め中心塗り工法とし、流動性の
よい無収縮性のモルタルを充てんした。

3.一般的な高力ボルト継手における仮ボルトの締付け本数は、接合部の一群のボルト数の1/3以上、かつ、2本以上とした。

4.高力ボルト接合において、接合部の摩擦面に一様に赤く見える程度の錆が発生していたが、そのまま接合した。

5.本締めにはトルシア型高力ボルトを使用したので、マーキングのずれによるとも回りの有無の確認は行わなかった。 
■回答 5 です■

◇施工09解説◇

建築工事共通仕様書により、本締め完了後には、マーキングのずれ、ピテール破断等による全数本締め完了とも回り及び軸回りの有無、ナット回転量を確認する必要があります。

1.溶接作業の姿勢は、部材の位置を調整して、できるだけ下向きで行う。

2.ベースプレート下面のモルタルは、あと詰め中心塗り工法とし、流動性のよい無収縮性のモルタルを充てんする。

3.一般的な高力ボルト継手における仮ボルトの締付け本数は、接合部の一群のボルト数の1/3以上、かつ、2本以上とする。

4.高力ボルト接合において、接合部の摩擦面に一様に赤く見える程度の錆が発生していたが、そのまま接合してよい。
◇構造10例題◇

同じ厚みの材料のうち、遮音率の高い材料から低い材料の順に並べた組合せで、正しいものは次のうちどれか。

1.コンクリート/ 発泡スチロール/ 木毛セメント板/ れんが

2.コンクリート/ れんが/ 木毛セメント板/ 発泡スチロール

3.木毛セメント板/ 発泡スチロール/れんが/ コンクリート

4.コンクリート/ 木毛セメント板/ れんが/ 発泡スチロール

5.発泡スチロール/ 木毛セメント板/れんが/ コンクリート
■回答 2 です■


◇構造10解説◇

比重が大きい重い材料ほど遮音は、効果があります。言い換えると遮音率が高いということになります。

コンクリート>れんが>木毛セメント板>発泡スチロール
◇法規10例題◇

建築基準法上、補強コンクリートブロック造に関する記述で、正しいものは、次のうちどれか。

1.耐力壁の厚さは、15cm以上で、かつ耐力壁の水平力に対する支点間の距離の60分の1以上としなければならない。

2.臥梁の有効幅は、20cm以上で、かつ、耐力壁の水平力に対する支点間の距離の1/20以上としなければならない。

3.各階の耐力壁の中心線により囲まれた部分の水平投影面積は、70m2以下としなければならない。

4.耐力壁、門又はへいの縦筋は、コンクリートブロックの空洞部内で継がなければならない。

5.へいの高さは、4m以下としなければならない。
■回答 2 です■

◇法規10解説◇

令第62条の5第2項により、臥梁の有効幅は、20cm以上で、かつ、耐力壁の水平力に対する支点間の距離の1/20以上としなければならない。

1.誤り。令第62条の4第3項により耐力壁の水平力に対する支点間の距離は60分の1ではなく50分の1以上としなければならない。

3.誤り。令第62条の4第1項により各階の耐力壁の中心線により囲まれた部分の水平投影面積は、60m2以下としなければならない。

4.誤り。令第62の6第2項により、耐力壁、門又はへいの縦筋は、コンクリートブロックの空洞部内で継いではならない。

5.誤り。令第62条の8第一号により、高さは、2.2m以下としなければならない。
◇施工10例題◇

鉄骨工事の溶接について、誤っているものは、次のうちどれか。

1.溶接工は、定められた資格を有するものでなければならない。

2.鋼材の開先加工をする前には、ひずみや曲りをきょう正する。

3.溶接棒の保管は、湿気のある場所に保管する。

4.溶接は、できるだけ下向き姿勢で、溶接できるようにする。

5.屋外での溶接は、強風や降雪雨の時には、溶接作業を中止する。
■回答 3 です■

◇施工10解説◇

溶接棒は、湿気を吸収しないように保管する。

1.溶接工は、定められた資格を有するものでなければならない。

2.鋼材の開先加工をする前には、ひずみや曲りをきょう正する。

4.溶接は、できるだけ下向き姿勢で溶接できるようにする。

5.屋外での溶接は、強風や降雪雨の時には、溶接作業を中止する。

鉄骨工事に関する問題には、溶接記号の出題もありますので、参考書で確認しておいてください。